WM機を使っていろいろ遊びたいなら、http://forum.xda-developers.com/index.phpは情報の宝庫です。
Touch Proについても、Raphaelのフォーラムができていて、盛んにいろんな情報が交換されています。同じ系列のDiamondについてのフォーラムにも役に立つ情報が満載です。
その中で特に面白そうだと思ったのが「ROMクッキング」。Diamondについては、発売されて少し時間が経過したこともあり、カスタムROMが何種類か公開されています。それらのROMのスレッドのViews数は相当な数になっていて、活気があります。
Touch Pro(Raphael)については、まだ発売間もないためカスタムROMはまだ4種類しか出ていないようです。カスタムROMにすると、OSのビルドが上がったり、プログラムも最新のものになっていたり、ムダと思える部分を省いてあったりして、場合によっては通常のROMよりキビキビした動きになることもあるらしいので、試してみたい欲が出てきています。
ただし、買ったばかりのTouch Pro。
変なことをして文鎮化してしまってはたまりません。ROMクッキングの経験がないので、文鎮化しても戻せる自信がありません。
そんなことを思いながら、Raphael ROM developmentのスレッドを読んでいたとき、ふと思いつきました。
そうだ!X01HT(Hermes)があるじゃないか。
すでに机の奥にしまい込んでいたX01HTを取り出し、充電してから久しぶりにSIMを挿して稼働させてみました。
それからROMクッキングに関する情報を読みあさりました。
まずは2ちゃんねるのX01HTスレッドとX01HTROMの過去ログを一通り読んでみました。今はもう興味がある人は一通りクッキングが終了しているようで閑散としていますが、以前の盛り上がり方はすごかったんですね。
ここで一通りの知識を得てから、次にxda-developersの該当フォーラムの関連してそうなところを読み、さらにWikiページが用意されているので、そこの解説に目を通しました。
今でもHermesのROMは進化を続けていて、最新のもの(WM6.1)を入れたかったのですが、勉強のために2ちゃんねるに出ていたこちらのページを参考に、WM6化を行いました。
手順は詳しく書かれているので、あまり迷うところはありませんでした。必要なファイルもどこにあるかが書かれているので、それを見れば一通りのツールがそろいます。修正したところは、圧縮ファイルを解凍したとき、その中のバッチファイルに書かれているフォルダがなかったため、該当フォルダを作ったくらいです。
カスタムROMの生成も順調に進み、いよいよ本体への書き込みです。
書き込み用プログラムを起動すると、SPLのバージョンを選択するようになっているので、あらかじめ自分のX01HTのSPLのバージョンを調べておく必要があります(最初はSPLなんてことばも知らなかったんですけどね)。
プログラムのメッセージでは25分くらい見ておけ、的な表示がされていましたが、実際に10分もかかっていないと思います。
無事にROMが焼き上がって、再起動したときはちょっとドキドキものでした。いつもよりSoftbankの文字が出ている時間が長いんじゃないか、起動に失敗しているんじゃないかと思ったりもしましたが、無事に成功。
フル日本語化ではなく、最小構成の日本語化を選択したので、画面表示のほとんどが英語です。
起動後の画面はこんな感じです(PQzとバッテリモニタはあとから入れたものです)。
OSのバージョンもちゃんと上がっています。
天気予報のタブもこんな感じですが、
カレンダーの曜日はちゃんと日本語になっています。
日本語入力もMS-IMEでバッチリです。
まだ経験不足であることは十分に自覚していますが、さらにWM6.1化や必要に応じてCIDのアンロックなどにも手を出してみたいと思います。
X01HTは私にとってはすでに現役引退機だったので、文鎮化したとしても、あきらめもつきますから、いろいろ楽しんでみたいと思っています。