今まで使っていたのは、http://wordpress.xwd.jp/ で配布していた"ME 2.2.3"というバージョンでしたが、今日思い立って、http://ja.wordpress.org/ で配布されている"2.3.2 日本語版"にバージョンを上げてみました。
というのも、今まで使っていたプラグインなどで2.2.3にしか対応していないものなどがあったのですが、2.3.2が配布されてからだいぶ日が経つこともあり、対応状況もよくなってきたことと、少しでも新しいバージョンを試してみたい、という好奇心が押さえられなくなったことが理由です。
バージョンを上げるための手順としては、次のような順番でやってみました。
1.メンテナスモードを有効にする。
メンテナスモードのプラグインを入れている場合は、これを有効にして、ページへのアクセスがない状態にしておきます。
データベースの更新がされないようにするためです。
2.まずそれまでのデータなどのバックアップを取る。
今までのコンテンツはMySQLのデータとして蓄えられています。そこで、まずこのデータのバックアップを取っておきます。
バックアップ方法を検索してみると、PHPAdminを使う方法がよく紹介されているのを見ましたが、もっと簡単な方法としては、WP-DBManager(日本語版)などのDB管理プラグインをインストールするというやり方があります(日本語版の方がバージョンがちょっと古いです)。プラグインを有効化して、メニューからバックアップを選択すれば、簡単にバックアップを取ることができます。
そのほか、WordPressのプログラムファイルやプラグイン、テーマなども含めて、この際バックアップしておきましょう。特にwp-config.phpは重要なので、忘れずに。
3.プラグイン、テーマなどについて、2.3.2対応状況をチェックする。
どうやってチェックするんだ、といわれそうですが、簡単にチェックする方法があります。
WordPress Upgrade Preflight Check というプラグインを使います。
プラグインを有効化して、設定ページを見ると、対応状況が一目でわかるようになっています。
新しいバージョンが出ているときは、そこへのリンクが張られていたような気がします(ちょっとあやふや)。
対応していないプラグインなどがあった場合は、利用をあきらめるか、新しいバージョンを入手しておきます。
4.WordPress本体やプラグインなど、必要ファイルをサーバに転送する。
2.2系と2.3系では、中身がけっこう違っているという話もあるので、私は念のためにもとのファイルを全部削除しました。
その後、必要ファイルを転送しました。
5.wp-adminにアクセスして、データベースのアップグレード。
管理画面にアクセスすると、「アップグレードするか」と聞いてくるので、そのまま画面の指示に従っていれば、アップグレード終了です。
これはさすがによくできていて、いとも簡単に終了します。
6.プラグイン、テーマを確認しつつ、有効化する。
上記3でチェック済ではありますが、念のため、一つずつプラグインを有効化して、ちゃんと機能するかどうかを確認していきます。
この段階で、より新しいバージョンのプラグインが出ていることが判明することもありますが、その場合は、新しいバージョンを落としてきて、入れ直すという感じで、作業を進めました。
これで、あとはメンテナンスモードを解除すれば、元通りというわけですが、私の場合、以前はUltimate Tag Warriorというタグ付けプラグインを使っていたため、このタグを2.3.2の標準タグに変換させる必要がありました。
これも簡単で、管理画面の「管理」から「インポート」を選び、画面にある"Ultimate Tag Warrior"をクリックして、あとは画面の指示に従うだけです。
若干、テーマについては手直しが必要となりましたが、そんなに難しくもなく変更が終了しました。
WordPressのバージョンアップについては、先週からいろいろと情報を集めてはじめ、めんどくさくてなかなか手をつけずにいたのですが、やってみると非常に簡単で、あっけなく終了しました。所要時間は、1時間もかかっていないと思います。やっぱりMTじゃなくてよかった、としみじみと感じた次第であります。