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Netflixで大ヒット「全裸監督」
Netflixに加入している人、特に40代以降の男性を中心におそらく大ヒットしていると思われる「全裸監督」。
最近の地上波でNetflixのCMが流れているが、本を破いていったり、山田孝之らが「豚足」の話をしていたり、見ていない人からすると「NetflixのCMは一体何がいいたいのか」と首をかしげるのではないだろうか。
ただしこのドラマを見た人は、CMを見て思わず笑ってしまうと思う。いろいろなシーンが蘇ってくるからだ。
流石にこの「全裸監督」は、制約の多い今の地上波で放送することはできないだろう。例え深夜枠だとしても。
またセットや豪華俳優陣など、ここまでの予算と手間暇をかけることも難しいかもしれない。
制作にあたっての裏話は各方面で語られているので、あえてここでは書かないが、全8話を一気に見てしまい、「ああ終わってしまった」と「全裸監督ロス」に陥っている人も多いのではないか。
シーズン2の作成が決定とは言っても、実際に過去に起きたことを考えると、次のシーズンはより多くの女優を登場させる必要があるだろうし、そう簡単には制作できないと思われる。
最低でも1年、いや今回のシリーズにかけた時間を考慮して2年は必要かもしれない。
そんな「全裸監督ロス」の方にオススメの作品があったのでご紹介する。
次に見るものを探しているなら、これがおすすめ
ずばりオススメなのは「dele(ディーリー)」。
ああやっぱりと思う人も多いかと思うが、知らない方は是非見ることをお勧めする。
主演は「全裸監督」と同じ「山田孝之」。
私は個人的に地上波のドラマは全く見ないので、俳優の名前や顔をよく知らないのだが、流石に「山田孝之」は知っていた。
「全裸監督」でのあの「村西監督」が憑依したかのような演技には魅了させられたが、この「dele」でも見事に役に「憑依」している。
「菅田将暉」が超人気俳優であることは知っていたが、今までは全く関心を持つことがなかった(失礼)。この作品で彼のことを知り、心の底から素晴らしい役者さんだと感じている。
「dele」はNetflixでも配信されているし、今調べたら「Amazonプライム」でも見ることができるようだ。
「dele」の魅力とは
「dele」のあらすじはこう。
クライアントの依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録をすべて“内密に”抹消する仕事をする坂上圭司(山田孝之)と、ひょんなことからその事務所を手伝うことになった真柴祐太郎(菅田将暉)。
佑太郎は髪はボサボサ、服装もヤンキーっぽいのだが、どこか憎めない性格で、根はとても優しい。
対して圭司はストイック。感情を表に出さずに淡々と作業を進めていく。
ところが単に「データを削除」するだけでは済まない案件に巻き込まれ…。
当初は「深夜枠」でのドラマだったようで「低予算」という話も耳にするが、セットやロケハンなどにはそれなりに手間暇をかけているように思う。
よくドラマや映画でPCへのハッキング場面が出ると、とても現実離れした画面が登場することが多いのだが、このドラマではPC上にAndroid端末を仮想環境で呼び出してみたり、Pythonを使ったパスワード攻撃を試みたり、と従来のものとは一線を画すものだと思う。
脚本もうまく寝られていると感じる。
これも全8話なのだが、全てがうまくいく話ではないし、おそらくラストシーンを見て、そこで言われていた内容を思わず検索してしまいたくなる話もある。
先ほど全8話を見終わったのだが、ラストがまた素晴らしい。
NetflixやAmazonプライムでは「シーズン1」とクレジットがついているので、この作品についても「シーズン2」を是非とも期待したい。
※大変失礼ながら、俳優の方の敬称は省略させていただきました。