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もしかして、自宅のテレビの音がうるさいかも?
ずっと戸建ての家に住んでいたのだが、戸建ての家からマンションに転居することになった。
戸建てから集合住宅への転居となると、今まであまり気にしなかった「音が出るもの」にもそれなりに気を使うことになる。
特に「テレビ」。
隣との壁が薄い某有名住宅会社の賃貸物件のような安普請ではないのだが、多少の生活音は上の階や隣の部屋からも聞こえてくることがある。マンションの構造上、ある程度の音が響いてしまうことはやむを得ない。
他の部屋からの音が聞こえてくるということは、自宅の音も他の部屋で聞こえているかもしれない。
集合住宅ではお互い様の面もあるが、なるべく人の迷惑になるようなことは避けたい。
テレビの音対策にこれが便利
最近の液晶テレビは高性能になり、画質も以前と比べてとても良くなってきている。有機ELテレビの60インチ以上というものでなければ、意外と安く購入することもできる。
画面が大きくなった割には薄型のものが多いが、薄くなると犠牲になるのが「スピーカー」。
最初は普通にテレビのスピーカーで音を鳴らしていたのだが、よくよく考えるとテレビのすぐ目の前で見るわけではない。大体テレビから2メートルくらいは離れて視聴しているはずだ。
私が購入したテレビは、地上波のほかにNetflixやYoutube、Amazon Primeなどを見られるようになっていて、今ままでの自宅で使っていたApple TVでの操作より楽な面も多い。
地上波はほとんど見ないものの、これらのネット配信で映画などを見ようとすると、通常の地上波の放送と比較して作品全体を通しての音量の大きさが変化することが多い。
小さい音に合わせてボリュームを上げて見ていると、いつの間にかでかい音になっていてもそのままの状態で見続けてしまうことがある。
これだと周りに迷惑をかけてしまうかなあと考え、何かいいスピーカはないかと探して見つけたのがこれ。
ソニーから出ている”お手元テレビスピーカー テレビリモコン一体型デザイン 防滴対応 SRS-LSR100”という商品。
操作は簡単で、価格もお手頃
この商品は、発信部をテレビと光ケーブルで接続し、スピーカー部分とBluetoothではなく2.4Ghz帯の無線で接続するもの。
写真でわかる通り、テレビのリモコンにもなりチャンネル切り替えや接続機器の切り替えなどにも対応している。
音量調節部分が大きなダイヤルになっていて、簡単に音量調節ができるほか、ここを押して引っ込めた状態にすると音が鳴らなくなる。
充電はテレビの発信機に乗せるだけでよく、朝起きて出勤するまでテレビを見て、そのまま帰宅するまで放置(音量ボタンは引っ込めておく)。
帰宅してからNetflixやYoutubeを見て、寝る前に充電台に乗せればOK。
連続使用時間は公称で16時間なので、休日の昼間にテレビを見る時間があっても、同じ日に充電が必要になったことはない。
寝る前に充電台に乗せる、ということを忘れなければ翌日も1日利用できるが、うっかり忘れたとしても満充電にするまで3時間弱なので、それほど心配することもない。
ウェアラブルスピーカーとの比較
ソニーから”SRS-WS1”というウェアラブルネックスピーカーという製品も発売されている。
どうもこの製品はテレビ番組で紹介された後、ほとんど市場から在庫がなくなり、オークションなどで非常に高値で取引されている。(もうすぐ2018年モデルとして市場に製品が出てくるとの情報あり)
幸いこの商品を定価で購入することができたので比較することができた。
結論から先に言ってしまえば、普段使いには圧倒的にSRS-LSR100の方が便利だ。
映画音楽ライブを見るときなどはSRS-WS1の方が耳元で音がなるし、音に合わせて振動させることもできるので、臨場感が増すことは確か。
しかし、家でテレビを見ているとき、特にゴロッと横になってテレビを見ているようなとき、肩掛け式は非常に邪魔になる。
両者ともBluetoothではないので遅延はほとんど感じたことはないが、普段はSRS-LSR100を利用し、映画を迫力ある音で見たいときにSRS-WS1を利用する、という使い分けがオススメである。
両者ともテレビからの音声出力は光ケーブルもイヤホンジャックも利用できるが、私は光ケーブルの分配器を利用している。
SRS-WS1の方をイヤホンジャック接続で利用していたら時々音声が途切れてしまう現象が起きたからだ。
私のところ固有の問題かもしれないのでなんとも言えないが、光分配で利用するようにしてからは途切れることはなくなった。
高齢者へのプレゼントにも最適
ウェアラブルスピーカーはどうかと思うが、SRS-LSR100の方は高齢者家庭へのプレゼントとしても最適だと思う。
高齢者で耳が遠くなると、テレビの音量をあげてしまい、周りがうるさく感じることがあるかもしれないが、手元で音声が流れることで手軽に調整できるし、部屋全体に聞こえるわけではないので、周りにも迷惑にならない。
最初に使っているテレビのメーカーに合わせた設定だけする必要があるが(リモコンとして利用するため)、あとは操作ボタンも大きく操作しやすいので便利に使えると思う。
Youtubeなどでは同じ動画の中で突然音が大きくなったり、映像制作者によって音量のベースが異なったりすることがあるが、そのような場合でも手元のダイヤルを回せば済むので、高齢者以外でも便利だと思う。
これはオススメ。