普段のケータイは、iPhone一択なのですが、仕事の関係でAndroidも使っています。
Windows Phoneも、NokiaのLumia 1520を使っていたのですが、これは知人に譲ったので、久々に魅力を感じたWindows Phoneを買ってみました。
届いたのがこちら。
Lumia 950 XLです。
Microsoftの発表会は、昔と違ってAppleのイベントのような雰囲気でしたが、そんな中で発表されたものがこちらの機種。
Mobileではあるものの、ハブを介してディスプレイやキーボード、マウスと接続すれば、あたかもデスクトップのWindows10 PCのように利用できる、というデモは、結構衝撃的でした。
やっと販売が始まったので、今回はいつものCloveではなく、香港の業者から購入しました。
後でiPhoneと本体比較写真を載せますが、本体の大きさの割に箱は大きいです。
箱の裏側はシンプル。
箱の写真からするとホワイトモデルのようですが、買ったのはブラック。
箱を開けると、本体が出てきます。
今時の流行りでは、本体とケーブル類が縦に箱詰めされ、本体の大きさよりちょっと大きな箱に入れることが多いように感じますが、本体は右側に、USB Type-Cケーブルと充電ケーブルは左側の箱に入っています。
さっそくiPhone 6s Plusと並べてみました。
それほど大きさに違いは感じません。
iPhone 6s Plusと違ってホームボタンがない分、ディスプレイサイズはLumiaの方が少し大きくなっています。
なんだか持った感じが軽く感じるなあと思ったので調べてみると、Lumiaが165グラム、6s Plusが192グラムということでした。
軽いのにも頷ける点があって、Lumiaは最近では珍しくバッテリが取り外せるようになっています。
裏蓋を外す時の「ペキペキ」感は久しぶりです。
バッテリを外せる仕様は、予備バッテリを持つこともできる、ということにもなりますが、電池の持ちについてはこれから検証です。
しかし、この裏蓋が安っぽい。
プラスチック製で、Lumia 950 XLがフラッグシップにもかかわらず、とてもチープな印象を持ってしまいます。
以前持っていたLumia 1520や1020はそれなりの高級感を漂わせていましたが、950 XLはあまりそのような印象をもてません。
このバッテリを外したところに、nano SIMを刺すところがあります。
本体下部右側に Micro SDカードを挿すことができます。
充電は、付属のUSB Type-Cケーブルで行います。
私初のType-Cとなります。
DocomoのSIMを挿して、APNを設定すれば使えるようになります。
以前のLumiaで使用していたアプリについては、使えるものと使えないものとがありました。
デスクトップのWindows 10と同じアプリが動作する仕組みが用意されていますが、まだ両者に対応するアプリは多くありません。
iPhoneやAndroidで、それなりに自分好みのアプリを利用しているなら、Windows Phoneへの移行は時期尚早かもしれません。
OSのバージョンは次のとおり。
詳細情報は次のとおり。
ちょっと気になったのは、香港から取り寄せたものなので、当然初めてスイッチを入れた時に表示された時は広東語表記です。
設定で日本語を選択して再起動すると日本語で利用できるようになりますが、中華フォントが所々に残っています。
例えばこれ。
検索文字列のところは中華フォントなんですが、ブラウザ上の検索結果は日本語のフォントになっています。
こちらも同じ。
まだ届いてから時間が経っていないので、どこか設定漏れがある可能性もあります。
ガジェット好きとしては、「Continuum」機能も試してみたいところですが、どの程度必要に耐えられるか興味があります。
ただし、キーボードは折りたたみ式があり、マウスも小型のものもある、でもディスプレイはどうする?という感じなのですが、出先のディスプレイを「ちょっとお借りします」っていうことになるのかな?
ちなみにデスクトップのWinodws 10で利用可能となったCortanaは、Windows Mobileではまだ日本語の使用ができません。
一応、Cortanaを開くと、設定画面を進めていくことができますが、対応言語を開いて「日本語」もアルのでそれを選択しても「ダウンロードエラー」となってしまいます。
一時的な現象の可能性もあるので、断定はできませんが、デスクトップ版の日本語もまだ成長過程なので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
総じての感想としては、iPhoneやAndroidでそこそこ満足している人が、わざわざ乗り換えるほどでもない。といったところでしょうか。
ガジェット好きなら、色々と遊べて楽しいと思います。
でも最近のMicrosoftは、結構魅力的な商品を出す割に、実際に手に取ってみるとチープな感じのものが多いように思います。
Surface Bookのキーボードも今ひとつだし、Lumiaもあまり高級感があるとは思えないプラスチック素材を利用しているし。
Windows自体はすっかり新しく生まれ変わった印象で、使いやすくなったと感じますが、ハード部門はあともうひと頑張りしてほしい(なんて生意気なことを言う)と思います。