Huluで放送されているドラマでも、万人向けするものもあれば、視聴者を選ぶものがあります。
今回の作品「ハンニバル」は、見る人を選びます。
映画「羊たちの沈黙」でお馴染みの、ハンニバル・レクター博士の過去の話になります。
見る人を選ぶというのは、毎回残虐なシーンが登場するため。
惨殺された死体の映像がもろに出てくるので、そういうのが弱い人は見ない方がいいでしょう。
アメリカの放送局によっては、放送自体を取りやめたところもあるようです。
Huluで放送されているのは、シーズン1。全部で13話あります。
主人公は、レクター博士はもちろんですが、あらゆる犯人に共感し、その動機や犯行当時の感情を再現できるという特殊能力を持つウィル・グレアム。
彼は精神的に不安定なため、捜査官にはなることができず、FBIアカデミーの教官になっていましたが、FBI行動分析課の長ジャック・クロフォードにより、捜査に加わることになる。ただし、ウィルの精神を安定させるため、精神科医として著名なハンニバル博士にカウンセリングを依頼することになります。
ちなみに、ジャック・クロフォード役はマトリックスでも有名な、ローレンス・フィッシュバーン。好きな俳優の一人です。
いろいろな事件が起きますが、第1話の話があとあと影響していきます。
途中で起きる事件では、死体から臓器が切り取られたものもありますが、それらの臓器はなんのために切り取られたのか。
レクター博士は料理上手で、捜査官を招いて手作りの料理を振る舞いますが、なかなかゾッとさせられます。
シーズン1の各話のタイトルは、フランス料理の名前から撮られていますが、シーズン2では日本の懐石料理の名前からタイトルがつけられているようです。
シーズン2は日本のCATVなどでは放送されているようですが、未見です。
シーズン3は、今年の夏からアメリカで放送が始まるようです。
毎回のように出てくるおぞましい殺人現場、ただでさえ不安定なウィルが事件に深く関わることでますます不安定になっていく様子、それを見守っている(?)レクター博士、と毎回ドキドキさせられるドラマに仕上がっています。
おぞましい場面に耐えられるのであれば、おすすめのドラマです。
ただし、子どもには見せない方がいいでしょう。