前回の作品とともに観ているのがこのドラマ。
「ハウス・オブ・カード」
話のあらすじはこうです。
新大統領誕生に沸くワシントン。
その立役者フランシス (ケビン・スペイシー) は、大統領選に尽力した見返りとして国務長官の地位を約束されていたが、新政権発足と共に白紙に戻されてしまう。
突然の裏切りに怒り心頭のフランシスは、妻クレア (ロビン・ライト) の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。
信頼を置く腹心のダグ (マイケル・ケリー)、野心的な女性記者ゾーイ (ケイト・マーラ)、さらにはスキャンダルまみれの若手議員ピーター (コーリー・ストール) らを巻き込んで、フランシスは新たな野望への階段を上り始める。
最近は映画俳優として有名な俳優が、こういったテレビシリーズに出演することが多くなってきていますね。
以前は、映画俳優とテレビ俳優とで明確な差があったように思いましたが。
ただ、この作品の主演であるケビン・スペイシーの演技は見事。
奥さん役の女優さんも、年齢はけっこういっていると思いますが美しくて魅力的。
自分の野望を実現させるためには手段を選ばず、と言ったように策略を練り、すぐに行動に移す。
場合によっては突然のハプニングにも対応しないといけなくなりますが、ピンチをチャンスに変えていく様が見事です。
アメリカの政治事情について、多少の知識は必要かと思いますが、それほど深い知識は不要です。
自分の権力を確立するために、周りの人間をいかに活用するのかが見物です。
Huluではシーズン1しか放送していませんが、シーズン2もCATVなどで今月から放送が始まるようです。
アメリカでは、このシーズン1は2013年2月にインターネットテレビネットワーク「ネットフリックス」で一斉配信され、第65回エミー賞では、9部門にノミネート。
ネットドラマとして史上初となるドラマ部門監督賞ほか3部門を受賞し、第71回ゴールデン・グローブ賞では、ロビン・ライトが主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しています。
2014年2月14日に配信されたシーズン2では、アカデミー賞ノミネート経験を持つボー・ウィリモンが脚本を手掛け、アカデミー賞受賞女優ジョディ・フォスターや、クレア役のロビン・ライトが演出を務めたエピソードも話題になっています。
シーズン3も先日、全米で配信が始まった模様。
まだシーズン1を見終えていませんが、非常にリアリティのある作品であり、このようなドラマが作成され、実際に放送されて人気を博す、というアメリカのドラマの水準の高さに驚かされます。
日本のテレビドラマは、全部小学校の子どもの演劇に見えてしまうほどです。
前回書いたCH:OS:ENと比べると、中身の濃さ故、1回の長さが長く感じるかも知れません。
ただし話の展開が早いため、飽きることはありません。
非常にオススメです。