今回は、CM-1の拡張性についてです。
まだ販売されていない商品なので、状況は変わるかも知れませんが、わかる範囲で書いてみます。
まず、このカメラの起動していない状態を上から移したものがこれです。
カメラを起動するとレンズが少し出てきます。
実はこのカメラは37㎜のフィルタを取りつけることができます。
レンズの周りを外してみます。
この部分を取り外すのにちょっとしたコツが必要です。
「37㎜のフィルタを取りつけることができる」とはいっても、そのまま37㎜のフィルタをつけてしまうと、レンズが飛び出ることができなくなるため、カメラとしては使えません。その旨のメッセージが表示されます。
ではどうしたらいいのかというと、たとえばこんなものを使います。
37㎜から46㎜への変換アダプタです。
これを取りつけることでm46㎜型のフィルタを取りつけることができます。
また、ポケットゲームズさんからこんな商品が出ています。
「Turtleback製 LUMIX DMC-CM1 用 37mm エクステンションチューブ」というもので、これを付けることで37㎜型のフィルタを付けることできます。
どちらもこのカメラのデザインを損ねてしまうので、あくまでも必要に応じて使用する、ということになると思います。
その他に、こんな商品も発売されるかも知れません。
純正品はもちろん、サードパーティ製の製品も期待できそう。
また、このカメラを実際に使ってみて死マートではないなと感じたのは、充電がMicro USBケーブルで行うこと。
カメラの底面部分をアップにしてみると、
こんな感じ。
ふたを開けていますが、Micro SIMとMicroSDカードが入るようになっています。
注目はこの横にある金色の端子。
クレードルに乗せて充電できるとスマートだなと思ったので、開発者の方にお話を伺ったところ、ニヤッとほほえみ、今後の推移を見守ってください、とのこと。これは期待できそうです。
ケースも欲しいところですが、このカメラの長所はポケットに入れておいて、シャッターチャンスにすぐに取り出して撮影できること。
ヘタにケースに入れてしまうと、ケースから取り出さないといけないため、ワンテンポ遅くなります。
純正かどうかは別として、いろいろとケースは出てくるのではないかと思いますが、私ならケースに入れずに使います。
またこのカメラには三脚穴がありません。
なので固定する場合は、こんな感じになると思います。
実際に撮影してみて感じたのは、撮影条件によってはディスプレイに光が反射してしまい、とても見づらくなること。
また自撮りする人にとっては、バリアングル液晶ではないので、それも難しい。
かといって、このカメラにバリアングル液晶を導入してしまい、自撮りや光の加減によってディスプレイの角度を変えることができるようになると、確実に厚みが増します。
そうなるとこのカメラのコンセプトとは違うものになるように感じます。
ここまで割り切ったからこそのこの製品。
使う人を選ぶかも知れませんが、このままのスタイルで進化していって欲しいと思います。
以上、5回にわたってCM-1の魅力を語ってきましたが、いかがだったでしょうか。
非常に魅力的な製品であることは間違いありません。
使っていて楽しいカメラです。
ちょっとお高いことと、今から予約して2000台の枠に入ることができるのか微妙なところですが、1インチセンサーを搭載し、ケータイのように見えてそれ以上の性能を引き出すことができるカメラ。
買って損したと思うことはないと思います。
私も予約…、しようかと思いましたが、ひょんなことで日本発売前に手に入れることができそうです。
また何か気付いた店があったら、ここに書きたいと思います。