話題の作品「インターステラー」を観に行ってきました。
場所はいつもの新宿ピカデリー。
いちばん早い回で観に行ったので、そんなに混んでいませんでした。
予告編を見ただけで、よくわからないけど、すごそうな映画だなあ、と思っていましたが、確かに「スゴイ」映画でした。
あらすじとしては、植物がどんどんなくなり人類滅亡寸前の地球。
第二の地球を探すため、大宇宙に旅立つ主人公。
残された家族。
何者かによって出現したワームホールを通じて、別の銀河にある惑星を目指します。
こう書いてしまうと、単純なSF映画を想像してしまいますが、非常によく練られた作品で、3時間近くの長さがありながら、まったく飽きさせません。
あえて言うなら、主人公が宇宙に行くまでの課程がちょっと長いかも。
でもあのラストシーンのためには、長くする理由があるんです。
ラストシーンを見たとき、「2001年宇宙の旅」を思い出しました。
スターチャイルドになるわけではないけどね。
ちゃんと相対性理論のことも考慮されていて、ブラックホール近くの惑星に降りたって、そこにいるはずの先遣隊を探すとき、予定時間をオーバーしてしまったため、地球時間と大きくずれが生じてしまう場面が出てきます。
余剰次元の話も出てきますが、我々の住む3次元の世界(時間を含めれば4次元)とより高次元の世界との間で伝播するのは重力と現在の物理学では予想されていますが、その理論も話の中で利用されています。
主人公を演じるマシュー・マコノヒーの演技もすばらしい。淡々と演じていますが、とてもいい味を出しています。
アン・ハサウェイが演じる役どころは、別にアン・ハサウェイでなくてもいいような気もします。
あのラストからすると、気に入らない人もいると思います。万人受けする作品ではないかも知れません。
私にとってはすばらしい作品でした。
少しでも興味があれば、大画面で見ることをおすすめします。