我が家のMac Proは、起動ドライブに512 GBのSSDを利用して、ホームディレクトリは別ドライブ上に設定している。
今までは3TBのドライブを使用していたのだが、なにせiTunesで管理する音楽データが76,000曲を超え、さらにムービーも約500GB占有しているため、残り容量が少なくなってきてしまった。
常駐しているTechToolからも、残り容量が設定値よりも少ないよ、と警告が出るようになったので、まだ少々値がはるものの4TBのディスクに交換することにしました。
問題はデータ移行の方法。
以前にも2TBから3TBに移行しているはずなんですが、あんまりやったことが思い出せないので、いろいろとググってみました。
そこで出てきたのがこの商品。
HDDを丸ごとコピーするためのツールです。
対応OSにOSXは入っていないのですが、一応使えるみたい。
で、HDDと一緒に注文しました。
今回購入したHDDはこちら。
両者が届いて、さっそく試してみました。
まずはHDDスタンドをUSBケーブルでMacbook Proと繋ぎます。
HDDのフォーマットをしたいので、とりあえず4TBのHDDを「HDD 1」の方に挿しました。
OSが初期化するかと聞いてきたので、OSXの標準フォーマットで初期化を行いました。
それからディスクのコピーです。
ディスクのコピーを行う際は、このスタンドとPCとをUSBケーブルで接続している必要はありません。むしろ説明書には、ケーブルを外せと書いてあります。
今フォーマットしたHDDをHDD2の方に挿し、Mac Proから抜いてきたHDDをHDD1の方に挿します。
コピー元のHDD1と同じ容量かより大きいHDDをHDD2に挿すことになります。
あとはスタンド前面いちばん右にある「Clone」と書かれているボタンを長押しします。
すると4つあるLEDが全部オレンジ色に点滅しはじめ、その点滅が右から左へ(逆か?)流れるような感じになります。
写真を見ておわかりのとおり、処理が進むといちばん左の「25%」と書かれているLEDが点きっぱなしになります。点きっぱなしになっているLEDを見ると、進行状況がわかるわけです。
20時頃からコピーを開始し、寝るときにまだ75%だったので、そのまま放置。
翌朝コピーが終了していることを確認しました。
問題はここから。
仕事から帰ってきてから、新しいディスクをMac Proに挿入しました。
スイッチオンで問題なく起動。
新しいディスクもちゃんと認識されています。
ただし問題なのが容量。
HDDのクローンを作ったので、4TBのHDDなのに3TBとして認識されています。ここまでは想定内。
ディスクユーティリティを起動して、該当ディスクのパーティションを見ると、確かに3TBになっていて、残りが空白になっています。
パーティションの容量をマウスで掴んで、ビヨーンと伸ばせるので、4TBというか限度いっぱいまで伸ばして「適用」を押すも、「できません」との表示。
では空白の領域に、別領域を割り当てられるかと思って試したところ、これもエラー。
いろいろとググってみましたが、たとえばターミナルでコマンド打ちでも構わないと思っていたものの、解決策は見当たりません。
むりやり領域を広げると、データが消滅してしまう可能性もありました。
これでは4TBのHDDに取り替えた意味がないので、すぐにシャットダウンしてHDDを取り外し。
ここでまたHDスタンドの登場です。
HDD1とHD2にそれぞれのHDDを挿し、USBケーブルでMacbook Proに接続しました。
ちゃんと2台の外付けディスクとして認識されるので、4TBの方を再度初期化。
今度は、「Carbon Copy Cloner」というアプリを使いました。
こちらのサイトでダウンロードすることができます。
けっこう有名なアプリなので知っている方も多いと思います。
30日間はフル機能を試用できるので、コピーしてみました。
やはり時間はハードウェアの機能でコピーするよりも時間がかかるように思います。一晩かかりました。
ただし、これでできたHDDをMac Proに戻すと、今度はバッチリ。
いくつかのアプリはライセンスを適用し直したりしないといけませんでしたが、元の環境に戻りました。
HDDの残容量も1TB増えたわけで、快適になりました。
今まで使っていた3TBのディスクですが、Mac Proで使っている別のHDD(1TB)が残りわずかなので、その内容をコピーして使うつもりです。
結論としては、玄人志向のHDDスタンドはMacで使うには無理があるが、Windowsでは問題なくディスククローンを作ることができる。Macでも2台のHDDを1台のスタンドで外付けHDDとして利用できる、というところでしょうか。