いつもの新宿ピカデリーに「ゼロ・グラビティ」を観に行きました。
平日の朝一の回とあってそれほど混雑していませんでした。
予告編を見て、とても期待していたのですが、その期待を上回る作品でした。
スゴイのひと言です。
ほとんどが宇宙空間での話なので、撮影にはずいぶん苦労したようですが、大きな地球を背景に一緒に宇宙にいるかのような気になります。
この作品はいくら大画面のテレビでも迫力は伝わらないと思います。できるだけ大きなスクリーンの劇場で観るべき作品です。
登場人物はたった二人。
キャストにエド・ハリスの名も載っていますが、彼は声だけの出演です。
話自体は単純で、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー演じる宇宙飛行士が、船外活動中に大量の宇宙ゴミに巻き込まれ、乗っていたスペースシャトルから吹っ飛ばされてしまうというもの。
どうやってそんな危機的状況から脱するかという話なんですが、高速で飛んでくる宇宙ゴミも地球を周回しているわけで、いったん難を逃れても、また危機的状況に追い込まれてしまいます。
現役宇宙飛行士から見ると「ちょっとなあ」という場面も多いようですが、作品としては長すぎず短すぎず、ちょうどよくまとまっていて、いい作品だと思います。
アカデミー賞の有力候補とも言われてるようですが、確かにすばらしい映像でした。
見終わって感じたのはタイトルの付け方。
確かに無重力空間での話がほとんどなので「ゼロ・グラビティ」としたんでしょうが、原題は単に「GRAVITY」。
「ゼロ」を付けちゃうと、ラストシーンの意味がなくなるでしょ、と言いたい。
作品はとてもすばらしいので、ぜひ見逃さないように。
それともうひとつ。
映画を見た方は、こちらのムービーも見ると、作品が2度楽しめます。