アメリカの知人に頼んでおいた Microsoft Surface がやっと届きました。
発送元が東海岸だったので、ハリケーンの影響をもろに受け、先週到着するはずだった品です。
届いたのは32Gbモデルで黒のタッチカバー付きのもの。
こんな箱で到着します。
これでは大きさがわからないので、上にiPhone5を乗せてみました。
思っていたよりも大きな箱でした。
この箱の白く見えている部分を右にスライドさせると、ひとつの箱と黒いマットのようなものが出てきます。
黒いマットとはこれ。
タッチカバーです。ここからカバーを外すと、脇に説明書が出てきます。
触った感じは薄いフェルト地のカバーといったところ。キーのところは触ると少し膨らんでいるくらいで、ほとんど平らなカバーです。
さて白い箱の方ですが、これを開けると
本体が登場します。右にあるのがACアダプタ。
本体を取り出すと、説明書と保証書が置かれています。
電源スイッチは本体右上にあります。これをオンにします。
起動しました。
最初に言語の設定です。
もちろん日本語は選べないので、英語のまま設定を開始します。
ライセンスの表示があって、
画面背景色の選択とデバイス名の設定を行います。あまり長いデバイス名は受け付けてくれません。
まだカバーを取り付けていないので、デバイス名のところをタッチすると、ソフトウェアキーボードが出てきます。
このソフトウェアキーボードのタッチした感じは、Blackberry Playbookに似ています。
このあと、Wi-Fiの設定などを行うと、こんな感じの画面が表示されます。
続いてこんな表示が出てきます。
これらの画面が出ているのは、約3分くらいでしょうか。
やっとWindows RTの画面になりました。
Windows8というかRTというか、まだOSの操作に慣れていないので、ちょっと戸惑いましたが、画面右端から左方向にフリックすると表示されるcharmからSettingを選びます。コントロールパネルのようなものと考えればいいでしょう。
ここからメニューをたどっていき、言語の追加を見つけます。これをタップすると、いろいろな言語が表示されます。言語の数は予想以上に多いです。
ここからJapaneseを選択して追加します。これをデフォルトとして使うために再起動すれば、画面のほとんどが日本語表示になります。
完全に日本語化されるわけではありません。まだときどき英語での表示が残っています。
ここまで来て、やっとカバーを装着しました。いや、もっと早く着けていてもよかったんですが。
装着はiPadにスマートカバーをつけるのと同じ。本体にカバーを近づけると、磁石でパチッとくっつきます。
あとは、本体裏下半分がカパッと開きますが、これが本体スタンドとなります。
このスタイルで簡易ノート型PC風になるわけです。
さてタッチカバーの感触ですが、思っていたほど悪くありません。
キーが出っ張っているわけではないので、キーを押した感触はほとんどないのですが、ソフトウェアキーボードと違い上に指を乗せているだけでは文字は入力されません。しっかりキーを押す必要があります。慣れればタッチタイプもできるようになると思います。
Windows RTの動作はキビキビしていてもたつきはありません。
まだ内蔵されているOfficeを使っていないのではっきりとは言えませんが、ちょっとした仕事にも使えるかも知れません。
難点を上げるとすれば、まずは本体の重さ。
iPadと比べてもずっしりとしています。
最初に箱を持った瞬間から、「重たい」と思いました。
iPadを持ち歩くのをやめて7インチタブレットに浮気していた私としては、これを普段持ち出して使うのはよほどの時でしょう。
あとは、ストアのアプリの少なさ。
これは泣きたくなるほど少ないです。
Skype、Twitterクライアント、RSSリーダー、SugarSyncアプリなどを入れましたが、iOSやAndroidのように複数のアプリから気に入ったものを選択、なんてことはできません。
特にRSSリーダーは、Google Readerに対応してくれているのはいいのですが、購読しているサイトが多すぎるせいか、毎回落ちます。読めません。
Twitterクライアントも表示が独特で、違和感ありまくり。
有料のアプリもあるにはあるのですが、どうやって決済するのかまだわかりません。
あとは、細かいところですが、ACアダプタのケーブルを本体にはめる部分が、MacBookのように磁石式になっているんですが、Macのようにスッと嵌まるのではなく、なかなかきちんと嵌まってくれません。
まあ、気になる点もあるにはあるのですが、全般的にはある種の高級感も漂う質感の高いタブレットだと言えます。
もうちょっと安くなればなおよいのですが、Microsoft直々に安いハードを出してしまうと、他が勝負になりませんからね。値付けも微妙なところなんでしょう。
日本での発売見込みはまだ立っていませんが、日本語を追加しても完全に日本語化されるわけではないこと、日本で出すには日本語に対応したタッチカバーを出す必要があるだろうことなどから、なかなか実現するのは難しいかも知れません。