私のメインマシンであるMac Proには4つのHDDスロットがついています。
その4つすべてにHDDが刺さっており、空きがない状態です。
そのうち一つのドライブは、前にも書いたように2TB。起動ドライブが小容量のSSDなので、このHDDにほとんどすべてのデータを入れています。メインは音楽データで、約48,000曲のデータがあります。さらに写真、ドキュメントなど、大切なデータすべてが蓄えられているわけです。
残る3つのHDDはすべて1TB。
一つは動画データ用、もう一つが電子書籍用、もう一つが…何に使うために導入したのかよく覚えていません(^^ゞ
この何に使うか不明の1台は、音楽データのバックアップに使うことにしました。
でも、普段使っているこれらのディスクのバックアップに2TBの外付けHDDを使っていたのですが、とうてい収まりきらないので、SSDと2TBのメインHDD(今のところ使用量は1TBくらい)のバックアップだけに限っていました。
電子書籍用データは、SugarSyncがありますから、とりあえず大丈夫。
このところTime Machineが、バックアップ用領域が不足しています、というアラートを盛んに出すため、何とかもっと大容量なディスクを、と考えていました。
そこで見つけたのが、下記の製品。
商品についての詳しい仕様はこちらを見ていただくとして、簡単にいうと自分で買ってきたHDDを組み込んで、RAIDを組みますよ、というもの。
ずいぶん昔になってしまいましたが、社内ネットワーク構築に携わり、サーバ管理などもしていたので、当然RAIDについてもある程度は知っていました。
しかしこの製品のRAIDは優秀ですね。
BeyondRAIDと呼ばれるこの技術は、2台以上のHDDがあれば機能します。すごいところは、そのHDDの容量や回転数が違っていても機能すること。
たまたま1TBのHDDが2台付属したこの商品が、まあまあの値段で売られていたので注文。
ちょうど9/28に3TBのディスクにも対応するファームウェアが公開されたため、3TBのディスクを2台注文。
両者とも10月1日に到着しました。
droboの方ですが、ディスクがすでに2台納められていることを考えても、想像していたよりも重いずっしりとした筐体です。でもガッチリとした本体は長く使えそうです。ACアダプタも少し大きめ。アメリカ仕様なので、コンセントの形が3本出ているタイプなのですが、変換コネクタもついてました。
ちなみにUSB2.0でもFW800でもつなぐことができます。私はFW800を選択しました。
マニュアルも当然ついていますが、全く見ずにMac Proと接続。
フォーマットしますか?とOSが聞いてきたところで、初めてマニュアルを見てみました。
ただしくは、マシンと接続する前に、drobo dashboardというアプリを入れないといけなかったみたい。でもサイトから落としてきた最新のものをインストールしたら、特に問題なくディスクを認識したので無問題。
ディスクのフォーマットも、このアプリで行った方がよい、とマニュアルに書いてあったので、そのとおりにフォーマット。
初期状態の1TB×2台では、実質ミラーリングと同じ。使える容量は約1TB。
ここでおもむろに3TBのHDDをパッケージから取り出し、droboに差し込みます。いわゆるホットスワップというやつですね。何の問題もなくグリーンランプが点灯。
1TB×2台+3TB×2台で、使える容量は4.53TB。
こちらのページでディスク容量の概算を見ることができます。
これならいままでのバックアップ体制を強化できます。
まだ使い始めて1時間くらいしか経っていませんが、高負荷の時に回るファンの音は少し大きめ。特にファンが勢いよく回っていなければ、それほどうるさくはありません。まだ高負荷にはほとんどなっていませんが。
Amazonのレビューにもあるとおり、HDDはほぼ隙間なく密集しているので、真夏の放熱には注意した方がいいかもしれません。
今のところは満足していますが、将来的にはThunderboltに対応した製品なども出るような気がします。
時代はThunderboltになりつつありますからね。