2週間以上前にレンタルしておいたままだった「ザ・タウン」をやっと観ました。
広大なアメリカのどこよりも、銀行強盗が多発している小さな街がある。 ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。
そこに暮らす者たちは、愛情と憎しみをこめて、その街を“タウン”と呼ぶ。
プロ・ホッケー選手になる夢に破れ、強盗グループのリーダーに納まっているタグ、しかし彼は自分の人生に疑問を感じていた。
ある日いつものように綿密な計画のもと強盗を働くが、予定外に取った人質クレアがタウンの住民だと知り監視目的に彼女に近づく。
交わるはずのなかった二人の出会いが、タウンの人々の運命も変えてしまった。
激しい恋におちたクレアとの新しい人生を願うダグ。 執拗に一味を追いつめるFBI特別捜査官フローリー。
抜け出すことを許さない仲間のジェム、クレアに忍び寄る裏社会の掟。
仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うか─ ダグは大リーグスタジアムの襲撃という、最も危険な“最後の仕事”へと向かうのだが─。
という筋立てなのですが、これが思いの外よかったです。2時間半もある作品ですが、制作当初は「原作になるべく忠実に」という思いから4時間に及ぶ大作となっていたものを2時間半にいったん縮め、これでもまだ長いと2時間10分の作品として公開されたものです。
さすがに2時間10分では、登場人物の掘り下げが不十分で、ヒットとまでは行かなかったんですが、今回レンタルしたものはエクステンデッドバージョンということで、2時間半に戻したもの。
人間関係が複雑で、2時間半でもまだ不十分という声もありますが、長さを感じさせない良作です。
ラストもまたいい。
前半にさりげなく出てくる台詞が効果的に使われており、鞄に入っていたものににやりとさせられます。
結局二人は今後どうなるんだろう、と考えざるを得ない結末です。
これはおすすめです。