ここ2,3日で、ファームウェアバージョン1.1.3でJailbreakするための方法が、急に公開され始めました。
少し様子を見ていたのですが、成功例が多く報告されるようになってきました。
手順はこちらと、こちらのページに載っているものが参考になります。
また方法は非常に簡単ですが、失敗した方もいらっしゃるようなので、試すとしてもあくまでも自己責任でお願いします。
上記ページに掲載されているとおり、前提としては次の条件を整えておく必要があります。
- 1.1.2でJailbreak済みであること(1.1.1は不可)
- BSD Subsystem v1.5かそれ以降がインストール済みであること
最新のバージョンなら2.0だと思います。 - Installer.appを最新にしておくこと
私のバージョンは3.0b10となっています。 - WiFiネットワークが設定されていること
- 十分な電池残量、もしくは充電していること
充電ケーブルを接続した状態で作業を進めたほうがいいかもしれません。 - オートロック機能を解除していること
レポジトリについては、
http://ipodtouchmaster.com/files/repo.xml
http://www.touchrepo.com/repo.xml
の2カ所を、Installerのソースに登録しても特に問題はないようです。
次いで、Installerから”1.1.3 Jailbreak (DEV TEAM)” を選択し、インストール作業に入ります。"1.1.3 Jailbreak+iPhone Apps"というのも選択できるので、これをインストールすれば、iPhoneアプリもJailbreakと同時にインストールできるのかも知れませんが、未確認です。
インストール作業に入ってから5分程度は、画面を監視していてください。何回か警告画面が出るので、そのたびにタッチして先に進める必要があります。
最後の警告画面にタッチしたら(といってもこれから作業をする方にはどれが最後かわからないですよね)、あとは約20分程度じっと待ちます。
インストールが終了すると、勝手にリブートしてくれます。リブート後のリンゴのマークが表示されている時間がとても長く感じるかもしれませんが、その後さっぱりした画面が表示されます。Installerを除き、今までインストールしていたアプリのアイコンがきれいさっぱり無くなっています。iPod Touchを買ってきた直後のようです。
Installerを起動して、ファームウェアのバージョンを確認すると、ちゃんと1.1.3と表示となっていることがわかります。
このあとは、iPhoneアプリのインストールです。
Installerに"The iPhone 1.1.3 Apps."というのがあるので、これをタッチしてインストールします。
これがその直後の画面です。
アイコンをしばらくタッチすると、ゆらゆら揺れて、移動できるようになる、という機能も使えます。
ゆらゆらしているところをキャプチャすると、次のような画面になります。ちょっとアイコンが斜めにばらばらになっているのがわかりますか?
これで、1.1.3のJailbreak作業は終了です。
あれ?今までインストールしたアプリケーションはどうなったの?と思われた方。
以前の記事(これとこれ)にも書いたように、以前のJailbreakでシステム領域を広げるための作業を行っていた方は、今回のJailbreakした直後の状態では、iPhoneアプリはシステム領域に入り、今までインストールしていたアプリは別の領域に残っている、ということになります。
面倒なので必要なアプリはとりあえずシステム領域にインストールしてしまえ、と考えて、Installerからアプリをインストールしていくと、3つめか4つめのアプリから、アイコンが画面に表示されなくなるかもしれません。
システム1.1.3では、標準アプリだけでもシステム領域をより多く占有してしまうようで、あまりほかのアプリをインストールできない状態であるようです。
システム領域を何とかして広げないと、新しいアプリはもちろん、タイ語フォントもインストールできません。
そこで、新しいファームウェアでのシステム領域の広げ方についていろいろと検索してみると、ありました。
こちらのページで同じような悩みを抱えている人のQ&Aが載っていました。
それによると、
cd /
mv Applications Applications_
mkdir /private/var/Applications
ln -s /private/var/Applications /Applications
cd /Applications
cp -R /Applications_/* .
rm -r /Applications_
とコマンドをたたくことでシステム領域を広げることができ、アプリケーションのインストールが可能となります
さらに、このままではInstallerがエラーを出すかも知れないので、Installer.appフォルダの所有権を変更します。具体的には、
cd /Applications
chmod +s Installer.app/Installer
chown -R root:wheel Installer.app
とします。
これで、無事にインストール作業を進めることができるようになります。
アイコン順序変更は、アイコンタッチでできるので、たとえば次のような画面にも簡単に変更できます。
なぜここにiWomanが入っているのかは、内緒です。