前回のエントリーで、脱獄直後のiPod Touchの画面を載せましたが、比較的よく使うと思われるMapが2ページ目に行ってしまい、あまり使う機会のないターミナルやVNseaなどが1ページ目に残っているので、なんとかこの順序を変更できないか、方法を調べてみました。
簡単にまとめると、アイコンの順序は"/System/Library/CoreServices/SpringBoard.app/N45AP.plist"というファイルに記録されています。
ですので、このファイルをCyberduckなどのソフトを使って、Mac上にコピーしてきます。このファイルはバイナリなので、Xcodeをインストールすると付いてくる"Property List Editor(/Developer/Applications/Utilities/Property List Editor.app)"で編集します。
Rootから辿っていき、displayOrderの下にある"iconList"がアイコンの順序を決めている部分です。
ところが、このリストをコピーしてきても、最初からインストールされているアプリ(Safai、YouTube、カレンダー、連絡先、時計、計算機、設定)しか登録されていません。本来であれば、自分でインストールしたアプリについて、アプリ名ではなく、Identifierを調べて、一つずつ入力していくのが正攻法なのですが、世の中には便利なソフトを作ってくださっている方がいらっしゃいます。
まずはこちらのページをご覧ください。
使い方は、ページを見ていただくとして、自分でインストールしたアプリを横から選んで、Addしていくだけです。順序はUp、Downで変えることができます。横のリストに無いアプリをインストールした場合、Identifierを調べて入力しないといけません。
Identifierは次のようにして調べることができます。
まず、iPod TouchにCyberduckなどを使ってsftp接続します。
次いで、アプリケーションがインストールされているフォルダに移動します。通常は、"/Applications"だと思います。ここにアプリケーションごとのフォルダがありますので、調べたいアプリのフォルダの中を見ます。すると、"Info.plist"というファイルがあるので、これをMac上にコピーしてきます。中を見るのは、やはり上で使った"Property List Editor”です。
ルートの下に、"CFBundleIdentifier"という項目がありますが、この右に書かれているのがIdentifierです。ちなみにIdentifierがあらかじめわかっているアプリと、上記の方法で調べたIdentifierとが一致していることを確認してください。
こうして、自分が並べたい順序にアイコンを並べ終わったら、"Create plist"ボタンをクリックすると、"N45AP.plist"のダウンロードが始まります。念のため、もとのN45AP.plistは必ずコピーして残しておいてください。
新しくできたN45AP.plistを、元の場所に上書きコピーして、iPod Touchを再起動すれば、アイコン順序が希望通りに変わっているはずです。
ちなみに、私の場合は、こんな風になりました。
よく使うアプリは1ページ目。滅多に使わないアプリは2ページ目、というようにしてあります。これでだいぶ使い勝手がよくなりました。
念のための注意ですが、上記の方法はあくまでも私がうまくいったときの方法を説明したものです。
脱獄方法を含め、うまくいかないとしても責任は取れませんので、その点はご了承ください。あくまでも自己責任でお願いします。