一昨日届いたiPhone用ヘッドフォンアンプ Go-Dap Unit 4.0ですが、本来はiPhone4用。
ミュートスイッチやボリュームボタンの位置が微妙に違う4Sでも装着可能です。
アンプにiPhoneをきちんと装着すると、ミュートしていなければ音が鳴り、ミュートしていればバイブが2回振動します。
ところが、なぜか最初装着したときは振動しません。何度か付け外しを行っても認識しないので、初期不良かとも思いましたが、なんとか認識させることができました。いったい何だったんだろう。
さっそく手持ちのQuiet Comfort 3で手持ちの曲を聴いてみました。
最初はiPhoneの素の音を聞き、同じ曲をアンプを通して聴いてみる。こんな感じです。
こちらの記事で書いたSRS iWOW 3D Adapterでは、明らかに音が変化しましたが、このヘッドフォンアンプでは劇的な変化というものはありませんでした。
ただしSRS iWOW 3D Adapterはむりやり音をいじっているような印象で、ドンシャリ系だったのに対し、このアンプでは音の厚みが明らかに増しています。音自体もまろやかになったように感じます。
試聴した曲はジャンルを選ばず、幅広く選曲しました。
クラシックでは、たとえば「マタイ受難曲」。最初のオーケストラの部分が少し物足りない印象でしたが、合唱部分になると音の厚みが増すので迫力を感じます。
次に、モーツアルトの「ジュピター」を聴いてみましたが、やはり音の厚みは増すものの、全体的な印象としては「伸びが足りないな」という感じです。うまく表現するのが難しいのですが、素のiPhoneが出す音を一つの箱にたとえると、箱の大きさを大きくはしてくれるが、一定以上広がらない、詰まった印象です。
バッハのブランデンブルグ協奏曲などフルオーケストラではない曲では、そうした「詰まり」はあまり感じませんでした。
ジャズでは毎度おなじみ、Chris Bottiの"Cinema Paradiso (feat. Yo-Yo Ma)"では、もっと違う印象になるかも知れないと期待したものの、それほどでもなかったです。Yo-Yo Maつながりで、彼の"Suite for Solo Cello No. 6 in D Major, BWV 1012: I. Prélude"を聴いてみましたが、これは音のまろやかさが感じられました。
その他のジャンルでは、Hip Hop/Rap、Rock、Metal、JPopなど2時間以上、もっとも使い慣れている“Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10vi TF10V” (Ultimate Ears)を使って聴いてみました。
すると、クラシックのジャンルではそれほど感じなかった各楽器の音の変化が感じられました。細部までよく聞こえ、それでいて全体のバランスが損なわれることもなく、音に丸みが出ていい感じで聴くことができました。
まだ一日しか聴いていないので、結論を書くつもりもありませんし、私もポータブルヘッドフォンアンプを使うのは初めてなので、とんちんかんなことを言っているかも知れません。
とりあえず試聴期間はまだだいぶあるので、聴きこんでみたいと思います。