以前にエントリしたように、私はMac上でDelicious Libraryというシェアウェアを使って蔵書管理を行っています。
バージョンアップしてから最初のうちはちょっと不安定で、すぐに制御が利かなくなってしまうこともありましたが、バグも修正されてずいぶん安定してきました。
でも蔵書数が増えてくると(それに加えて歳をとってくると)、同じ本をうっかり2冊購入してしまうこともあります。Amazonで買った本なら、すぐに返品処理するのですが、本屋で買ってきてしまったときはそれもできません。
Delicious Libraryの蔵書データを持ちだせればいいのですが、それもできないので、何かいい方法はないかと思っていたら、iPhoneのアプリでちょうどいいものが登場しました。
それが、一つ前のエントリの4ページ目に置いてある、ItemShelfです。
このソフトは本の後ろについているバーコードをカメラで読み取って、それを元にAmazonからデータを読み込んでくれる優れものです。
このアプリを起動して左下にあるカメラのアイコンをタップすると、このような画面になります。
ここでカメラを選択すると、こんな風になります。
この画面で右下のカメラアイコンをタップすると、バーコードを撮影して、解析をします。
うまく読み取れると、このような画面に切り替わります。
「Amazonで詳細を見る」をタップすると、内蔵ブラウザが起ち上がり、詳細を見ることができます。
本屋で面白そうな本を見つけたとき、これでAmazonにアクセスして、レビューを確認してから買う、ということも可能になるわけです。
もちろんそのまま注文もできます。
データは蓄積されていき、このような感じで見ることができます。
なかなか美しいデザインです。左上に「棚一覧」というアイコンがありますが、すでに持っている本や欲しい本などで分類することができるようになっています。
ただし問題もあります。
iPhoneのカメラがマクロ撮影できないことです。つまりバーコードを読み取れるほど近寄って撮影できない、ということになります。
じゃあいったいどうしたらいいの?ということになるんですが、二つ方法があります。
ひとつは本のISBNコードを入力すること。でも桁数も多く、いちいち入力するのは面倒です。
もう一つは、マクロレンズを使うこと。
iPhone用のマクロレンズも商品として存在しているようですが、100円のルーペなどを使う方法もあるようです。
だけどこれはあまりスマートではありません。iPhoneに変な出っ張りが出るのもいただけません。
そこで登場したのが、マクロレンズ付きiPhoneケース。
こちらのページで紹介されているのがそのケースです。
このサイトでは日本からの注文も受け付けており、商品代金も$34.99と、それほど高価ではありません。
このケースのことを知ったとき、私も注文して見ました。ところがワナがありました。
送料がバカ高い!
なんと送料が$70くらいします。あわせると$100超え。これはいくら何でも高すぎる!
店の中の人もそう思っているらしく、注文したあとで「送料が商品の倍くらいするけど、ほんとにいいのか?」とメールを送ってきてくれました。そのメールを見て、「確かにバカらしいなあ」と考え直し、キャンセルしてしまいました。
最近になって、このケースの紹介しているサイトを何カ所かみつけ、やっぱり欲しいなあと思ってeBayを覗いたところ、なんと本家から買うよりも遙かに安く買えることがわかりました。送料とあわせて、日本円で3000円ちょっと。
すぐにポチってしまい、届いたのが今日。
こんな感じでパッケージングされています。
ケース以外に、スクリーンプロテクタも同梱されています。
このケースの特徴は、マクロレンズを持っている以外に、ケースの下1/3位のところで分割できること。つまり、ふだんはケースにはめて使っていても、下部分を外すだけでクレードルに挿すことができるってことです。これは便利。
って実際にに下の部分を取ってみようと思ったら、上の方が先に抜けちゃいましたが...。まあ、慣れでしょう。慣れ。
マクロレンズの性能はこのとおり。
まずマクロなし。
同じくらいの距離でマクロレンズを使うとこんな感じ。
なかなか鮮明になります。
このレンズを使ってバーコードが撮影できるようになったわけで、このケースあってこそのItemShelfという感じです。
ただしこのレンズを使っていてもバーコードを認識させるのには、ちょっと試行錯誤がありました。
本のバーコードって2段になってますが、使うのは上の方。なので上の方だけを撮影しようと近づけると、マクロレンズを持ってしても近づきすぎになって、バーコードをうまく認識してくれません。
いろいろとやってみた結果、うまくいくのは、上下のバーコードがちょうど画面に収まるように撮影すること。撮影したあとで、認識させる前に画像を拡大できるので、上段のバーコード部分を拡大して中央に持ってきます。するとまず間違いなく認識できるようになります。
ということで、蔵書管理の話からケースの話まで盛りだくさんの内容になってしまいましたが、このアプリを使いたい方、このケースを使いたい方、eBayで探してみてください。安く買えますよ。