いわゆる多機能リモコンというものを使ったことがなかったのですが、こちらの記事を読んでおもしろそうだなと思い、私も試してみました。
購入したのは、こちらの機種。
上記の記事では16,000円を超える値段が付いていましたが、実際にはもっと安価に購入できました。
リモコン本体は、円筒型。上から見るとこんな感じ。
大きさの比較として付いてきた単三電池を並べてあります。電池は3本必要です。
スイッチは側面に付いています。
真ん中少し上にある丸いボタンがスイッチ。下のUSBポートはファームウェアのアップデートにのみ使用されるようです。
初めて起動すると、iPhoneとのペアリングモードになります。iPhone側でBluetoothを検出できるようにすれば、すぐに認識し、ペアリングできます。
ちなみに次回からは、使うときにこのボタンを軽く押してあげれば電源が入りますが、長押しするとペアリングモード、さらに長押しするとリセットされるようです。
これを操作するためのiPhoneアプリが無料で公開されています。これをインストールし、初めて起動すると画面の指示に従って機器を登録できるようになります。
我が家のテレビは東芝製なので、画面から Toshiba 選択し、さらに Television を選択すると設定画面が開き、タップするとテレビの電源が入ります。同じ画面上にボリュームのアップダウンなどのボタンなどがあるので、それらを一通り試してOKならば登録します。
残念ながら契約しているCATVのセットボックスはPanasonic製なのですが、これは登録されていませんでした。
こういう場合どうするのかというと、いわゆる通常の学習リモコンと同様に、一つずつボタンの機能を覚えさせないといけません。
リモコン本体のスイッチの反対側に、赤外線の受光部があるので、iPhoneに表示されている各機能を選択し、それに該当するリモコンのスイッチを一つずつ登録していきます。認識は悪くないので、ボタン数は多かったのですが、それほど時間をかけずに登録できました。
実際に機器を操作するときは、次のような画面で行います。
たとえばTVをタップすると、次のような画面になります。
Powerとなっているところをタップすると電源のオンオフができるわけです。
学習リモコンと言えば、マクロの登録が魅力ですが、当然その機能も持っています。
たとえば、こんな感じで画面表示されていると、
Watch TVをタップしたときの動作は、次の画面に登録されたとおりになります。
これだとホームシアターの機器の電源を入れ、テレビの電源を入れ、CATVのセットボックスの電源を入れています(ちなみにこれはアプリの中のデモ画面です)。
上記のような画面では、モニタとしてテレビのHDMI2を選択して電源を入れ、Blu-rayプレイヤの電源を入れています。
さっそく我が家でも、CATVを見るときの設定として、テレビとセットボックスの電源を入れる。テレビをHDMI1にする。という動作を登録してみました。
ところがこれがなかなかうまくいきません。
最初の1回目は登録したとおりの動作をしたのですが、設定を一部変更したところ、とたんに動かなくなりました。テレビの電源すら入りません。テレビ単体のリモコンとしては動作するんですが。
結局、設定をいろいろいじっていたら、アプリが途中で落ちてしまうようになってしまいました。
こうなると二進も三進もいかなくなるので、アプリを再インストールして最初からやり直し。めんどくさい。
やはりマクロのところでハマリましたが、とつぜん期待通りの動きをするようになりました。
製品の紹介ビデオでは、ジーンズのポケットに入れたiPhoneを軽快に取りだし、AV機器を操作する場面が登場しますが、今の私のiPhoneは、ヘッドフォンアンプ Go-Dap Unit が付いているので、厚みが2センチもあります。
ちょっとポケットに入れるわけにもいかないので、デモビデオのようなスマートさには欠けますが、なかなかおもしろい商品です。気に入りました。
ちなみにエアコンは操作できません。信号を覚えさせましたが、機能しませんでした。これができると最強なんですが、その最強の機器はもっと値段も高く、しかもLANケーブルでつながないといけないという代物。
このくらいの機器の方がお手軽かも知れません。