IBM T221というモニタを導入しました。
昨日のビデオカード新調は、これの準備のためでした。
このモニタがどんなものかご存じない方に簡単に説明すると、大きさは22.2型。ただし、今時のモニタと比べて、分厚くて重い。
なんでかというと、画素数。このモニタの画素数は、UXGA(1,600×1,200)モニターの4台分以上にも相当するQUXGA-W(3,840×2,400)、920万画素の高解像度。肉眼ではドットの認識が不可能な、画素ピッチ0.1245mm。iPhone4のRetinaディスプレーみたいな感じですね。
ただ、このディスプレイを使うには一筋縄ではいかないようです。
特にWindowsでは1920×1200の画面が4つ表示されてしまったり、1920×2400の画面を2つ表示されてしまったりと、ビデオチップによる相性もいろいろとあるよう。いかに3,840×2,400のビックデスクトップを実現するか、という専門のスレまで2ちゃんねるにできているくらいです。
独自の入力コネクタが二つついており、専用ケーブルは片方にその専用のコネクタ、反対側がDVIが二股になっています。つまりちゃんとした環境で使うには、DVIポートが4つないと使えないと言うこと。
ヤフオクでは、専用コネクタとDuallinkのDVIポートのコネクタとをつなぐケーブルを出品している人がいて、これを使うと、DuallinkのDVIポートが二つでいいことになります。
Macでの利用例はほとんどググっても見つからず、人柱になる感じでしたが、とりあえず、ビデオカードのDVIポートにヤフオクケーブルを一本だけ挿したところ、ビッグディスプレイが実現できました。
でもリフレッシュレートが極端に低い。
なんと12ヘルツ。マウスカーソルの動きも、ちょっとカクカク。
このディスプレイ特有のEDIDという設定もあり、それもいじってみたのですが、レートは上がらず。もう一本ケーブルを挿さないといけないみたい。
でもさすがに画面は広い。
ブラウザのSafariをフルスクリーンにしてYahoo!のトップ画面を表示させると、こんな感じ。
画面は広いけど、モニタサイズは22.2型なので、字も小さい。
とりあえずまだTwitterの画面しか表示させていないですが、すごい縦長。字も大きくしてます。
気になるこのモニタの値段ですが、新製品だと200万円くらいするみたい。でも中古だと3万円前後です。
型番もいくつかあって、初期のものはどうがんばってもビッグデスクトップ時のリフレッシュレートは低いまま。私の購入したDGPという型番は、うまくいけば48ヘルツまでいけるとのこと。
なんとかそこまでたどり着ければいいのですが。