ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ3作目となる、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」を観てきました。
3D版と2D版とがありますが,観てきたのは3D版。
今までのキャストがまた全員そろい、1964年の東京オリンピックの時代が舞台となっています。
私が生まれた頃に近いので,けっこう感情移入してみることができました。
メイキングもテレビでやっていたのを見たのですが、テーマは「巣立ち」。
今までの作品で、3丁目に集まってきた人々が,それぞれの道に歩み出すところが大きなテーマになっています。
六ちゃんの初恋。小説を書き続けている淳之介。どんな巣立ちをしていくか、これから見る方は楽しみにしていてください。
このシリーズの中では、いちばんすてきな作品になっていると思います。
子どもたちが成長し、どら息子になっているのが笑えましたが。
同じ劇場でも3D版と2D版とを上映時間で分けているところもあるようですが、やはりおすすめは3D版。大半のシーンは別に3Dでなくてもいいように思えましたが、いきなりのタイトルでの東京タワー。タワーのてっぺんが,画面から大きく飛び出します。
それと鈴木オートの怒り爆発のシーン。これは3D版ならではの怒り方です。
監督は,赤とんぼが飛び交うシーンで,目の前のトンボがうざく感じるところがいい,とメイキングで述べていましたが,それはあんまりうざさをかんじなかったなあ。
食えない作家・吉岡秀隆演じる先生の過去も明らかとなりますが、ここは泣けてきます。それが淳之介との関係にも反映して、これまた泣けてきます。
3Dメガネをかけていたので,すぐお隣の席の様子も分かりませんでしたが、涙がこぼれました。
これは絶対に映画館で見ることをおすすめします。
傑作です。