今日は、朝9時ちょっと過ぎのバスで、アルペンルートの起点となる扇沢に到着。
事前に「立山」までの通し乗車券を買っていたので、ここで実際に使うチケットに交換します。
まず最初に乗るのが「関電トンネルトロリーバス」。
私が子どもの頃には、まだ都内でトロリーバスが走っていましたが、今はここが唯一だそうです。
立山黒部アルペンルートは、夏休みにはとても混雑することでも有名ですが、さっそくトロリーバスに乗るところで行列です。
改札を待っている最中、駅員さんが簡単なバスの紹介を大声でしてくれるのですが、毎日の訓練のたまものか、とてもユニークな語り調で、さりげなくマス寿司を紹介するところで、みんな爆笑という感じでした。行列には中国人観光客もいたのですが、彼ら相手に流ちょうな中国語を話していたのには驚きました。単に説明を中国語で覚えたとおりに話しているというのではなく、中国人の質問に笑いながら答えていたからさすがです。
発車7分前に改札し、4台に分乗します。でもどのバスもけっこうぎゅうぎゅうになります。幸い座れましたが、時間は短いものの、混み具合によっては立っているとけっこうつらいかも知れません。
トロリーバスを降りて、少し歩くと、もうそこは黒四ダムです。
天気は最高!ちょっと日差しが強いけど、眺めは最高です。
ちょうど黒四ダムは「観光放水」というのをしていて、その様子は圧巻です。
放水によってできた水しぶきで虹ができていたりして、とてもきれいです。
ここで階段を上がったり降りたりして、放水を間近に見たりできます。ダムによってできた黒部湖には観光船もあり、時間があれば乗ってみたかったのですが、宇奈月温泉までの移動を考えると、残念ながらここで1時間半くらいしかいられませんでした。
この後、ダムの上を歩いて反対側に渡り、次の移動です。
次は室堂まで移動するのですが、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗り継いでいきます。
ケーブルカーの改札では、やはり行列。
ここでも駅員さんによる簡単な解説があるのですが、これがまたおもしろい。噺家のようです。
ちなみにケーブルカーは、15分くらい並んで乗ることができましたが、このときロープウェイの整理券を渡されます。ケーブルカーで黒部平というところに到着したらすぐにロープウェイに乗りたかったのですが、この整理券の番号によって乗る順番が決められています。
実は、アルペンルートの最終地「立山」から宇奈月温泉までの列車のキップを取ってあったため、室堂まで早めに移動して、そこでのんびり景色でも眺めながら昼飯でも食べようと計画していたのですが、ここで思わぬタイムロスでした。
なんとかロープウェイに乗る時間が来ましたが、以外に客を詰め込みます。せっかくの眺めなのに、窓際ではなく、真ん中あたりに詰め込まれた人はちょっとつまらなかったのではないでしょうか。
ロープウェイを降りると、またトロリーバスです。最初のトロリーバスと同じく、4台に分乗するので、ほとんど待たずに乗ることができました。
これでやっと室堂に到着。
2500M近くの高度なので、気温や天気を心配していましたが、それほど寒くなく、過ごしやすい気温でした。念のため長袖シャツも持っていましたが、それを着ることもありませんでした。
この室堂の景色がすばらしい!
飛行機雲がちょうどできていて、これがまたきれい。
あまり時間がなくなってしまったので、ちかくのみくりが池だけ見に行きました。途中で、雷鳥も発見。親子で歩いていました。
人を恐れないと聞いていましたが、ホントに近くを歩いていて驚きましたが、たまにしか見られないものなのでラッキーでした。
写真も撮りましたが、GX200の望遠ではあまりうまく撮れませんでした。
みくりが池にはまだ雪が残っており、水もとてもきれいで、落ち着ける場所です。
結局、室堂もみくりが池の往復でおしまい。
ここから美女平までバスで移動です。ここで目的の時間のバスに乗れないと、列車に時間に間に合わなくなってしまうため、駅員さんに聞いてみると、「今日は整理券を出すほど混んでいないので、発車10分くらい前に来てくれれば大丈夫」とのこと。印象としては、いままでずいぶん混んでいたような気がする、と思いましたが、本当の混雑はこんなものではないようです。
バス乗り場には余裕を持って並んでいたら、当初予定していた便の少し前の時間の臨時便に乗ることができました。
ちなみにこのバスは山道をウネウネと通っていきますので、酔いやすい人は注意。
子どもが車酔いになるのを心配していたのですが、爆睡していて大丈夫でした。
美女平から立山駅まではまたまたケーブルカー。
これも混みます。朝のラッシュ時の通勤電車とまではいわないものの、それに近いです。時間が短いので、それほど苦にはなりませんでしたが。
これでアルペンルートは終了。
ここから富山市に出る人や宇奈月温泉に出る人に分かれますが、宇奈月温泉直行の列車も自由席は混み合います。カミさんの話によると、駅の窓口では指定席を買い求める人が大勢いたそうなのですが、列車が2両編成なので結局自由席にみんな流れていったそうです。指定席は少し空席もあったんですが。
結局、宇奈月温泉に到着したのは17時半過ぎ。宿まではすぐでしたが、もうくたくた。
すぐに温泉につかり、夕食。
今日は本当にぐったりしました。
早めに寝ることにします。