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家庭向けOfficeのプランは3つ
職場で日常的にWordやExcelを使っていると、自宅のPCでも同じように利用したいと考えている方は多いと思います。
家庭向けのOfficeとしては3種類から選ぶことができます。
具体的には下記の通りになっています。
- サブスクリプション方式(Office 365 Solo)
- 買い切り方式 Powerpointあり(Office Home & Business 2019)
- 買い切り方式 Powerpointなし(Office Personal 2019)
上記のうち、私がお勧めするのは1のOffice 365 Soloです。
買い切り方式の方が、後から料金を払わなくていいのだから、一時的に出費が高くてもその方がいいのでは、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
なぜサブスク方式のOffice 365を勧めるのかを、以下に解説していきます。
おしらせ
Office 365 Solo をお勧めする理由
私がOffice 365 Soloをお勧めする理由は、次の3つです。
- 利用できる台数の違い
- 利用できるOSの違い
- 利用できる機能の違い
簡単にまとめると次のようになります。
Office 365 Solo | Office Home & Business 2019 | Office Personal 2019 | |
利用台数 | インストールできる台数制限なし
同時サインイン5台まで |
Windows 10とMac
合わせて2台まで |
Windows 10 2台まで |
対応OS | Windows 7 SP1 ~ Windows 10
Mac(macOS の最新バージョンとその前の 2 つのバージョン) |
Windows 10
Mac(macOS の最新バージョンとその前の 2 つのバージョン) |
Windows 10 |
利用できる機能 | Word
Excel Outlook Powerpoint Access(Windowsのみ) Publisher(Windowsのみ) OneDrive 1TB Skype(1 か月あたり 60 分間、携帯電話や固定電話に無料通話) |
Word
Excel Outlook Powerpoint |
Word
Excel Outlook |
今でこそ、家にあるパソコンの台数は2台以上だよ、という方は多いと思いますが、5台も持っているとなると少数派かもしれません。
またMac利用者はだいぶ増えてきたとは言え、Windowsのみという方の方が多いはずです。
「二つで十分ですよ」という方も多いと思いますが、気をつけなければいけないのはOffice 365以外の二つはWindows10にしか対応していないこと。
Office365でのWindows対応は、Windows 7 SP1 ~ Windows 10となっているため、Windows10に移行していない、または移行できない方はOffice365しか選択肢がありません。
買い切り方式のOfficeについては、最新バージョンが 2019 となっていますが、Office 365については2019と同等か、またはそれ以上に機能が追加されています。
具体的には、2020年2月1日にバージョンアップが行われ、例えばExcelではvlookup関数やhlookup関数に加えて、xlookup関数が追加されました。
xlookup関数については検索していただくと、すでに紹介されているページが数多くあるのですが、目立たない機能としては「複数のセル×ひとつのセル」がとても便利になりました。
具体的な利用方法としてわかりやすい例は、消費税計算。
消費税率をひとつのセルにいれておいて、そのセルを絶対参照して計算する、という事例を見たことがあるかもしれません。
下の例では、G2セルに税率が入っているため、C3セルではB3セルの内容にG2セルを絶対参照して計算し、その指揮を下のセルにコピーしています。
新しいExcelでは、C3セルの計算式に、"=B3:B5*G2"と入れています。
もちろん新しい機能が利用できるようになったとしても、介護完成を考えないといけない場面は多いでしょう。
しかし、常に最新のバージョンを利用できるメリットは大きいと言えます。
毎年の利用料金を支払う必要があるとは言え、導入に必要な初期費用が一番安い、利用しなくなたら更新しなくてもOKなど、サブスクならではのメリットもあります。
Office 365ならモバイル対応も
最近ではiOS版やAndroid版のOfficeもリリースされていますが、Office365だけがサポート対象となっています。
さすがにスマホでExcelのデータを編集しようとは思わないかもしれませんが、タブレットならどうでしょうか。
Wordで作成していた文書の一部をすぐに修正したい、Excelのシートを取引先に提示しながら商談したい、簡単なプレゼンを行いたい、という機会は少なからずあると思います。
iPadですとこうしたことが現実的に利用可能となります。
わざわざPCを持ち運ぶのは重いし大変、という場合でもタブレットであれば簡単に持ち運べます。
個人用のタブレットであれば、Kindleでの読書、動画視聴などの個人的利用の他に、このようなビジネスでの応用も効くので、仕事の幅が広がるかもしれません。
余談になりますが、最新のMobile向けOfficeは機能統合が行われました。
何を言っているかというと、WordやExcel、Powerpointと言ったように、機能ごとにアプリが分かれているのではなく、「Office」という単体のアプリでそれぞれのデータ作成、編集を行えるようになっています。
iOS版、Android版共にテスト運用が行われていましたが、両者とも正式にリリースされました。
私自身は、Galaxy Foldで統合型Officeアプリを利用しています。
Galaxy Foldを開いたくらいの大きさであれば、Officeアプリの利用も現実的です。
以上のことから、私が選択するOfficeは「Office 365 Solo]ということになります。