音楽

山下達郎氏のライブに行ってきました

昨日(2/28)にNHKホールで行われた、山下達郎氏のライブに行ってきました。

残念ながら3階席の右端近く、という余りよい席ではなかったのですが、たっぷり3時間堪能させていただきました。

私が初めて氏の曲を聴いたのは、もう20数年前になります。当時NHKFMで16時から2時間放送されていた番組でかかっていた曲を聴いて、いっぺんで虜になってしまいました。その時に聴いた曲が何だったのかよく覚えていないのですが、その直後に買ったレコード(CDではない)が、MOONGLOW。

それ以前に発売されていたレコードも、シュガーベイブのものも含めてすべて買い集め、聴きまくりました。

氏の話によると、その頃は年に70本もライブを行っていたそうですが、その頃にライブに行く機会には恵まれませんでした。

その後、達郎氏が私の母親の同窓生の娘さんである「竹内まりや」さんと結婚したのも、不思議な縁を感じたものです。まあこちらが勝手に思っているだけですが。

今回のライブは、私にとって6度目になりますが、達郎氏も話されていたとおり、今回のツアーは新譜が出てから行われたものではありません。今までのツアーは新譜が出た直後に行われることが多く、構成も新曲が中心となっていました。

ただし、達郎氏の最新作は2005年に出たSONORITE。もう新譜とは言えません。ということで今回のライブでは新旧織り交ぜ、というよりも旧旧織り交ぜ、というスタイルとなりました。懐かしい曲もたくさん。

しかしどの曲もすべて心の中で一緒に歌えるほど耳になじんだ曲でしたし、歌っている達郎氏もとても楽しそうだったのがよかったです。

でも達郎氏も既に56歳。お子さんがもう24歳とのことなので、びっくりです。あと4年で還暦を迎えるオジサンにはとても見えません。

声もいつもと変わらず。毎度おなじみ舞台後方からの生声もよく響いていました。

ライブメンバーに若干変更があったようですが、メインキーボードの難波弘之氏も健在。難波氏には、約10年前に「テクノロジーの進化と人々の生活の変化」をメインテーマにした連続講座に講師陣のひとりとして参加されていて、たまたまその講座を私は受けたことがあります。

シンセサイザーの歴史が話のテーマだったのですが、昔懐かしきシンセサイザーを何台も持ってきていただいて、シンセサイザー史に残る曲の数々を紹介してもらいました。あのディズニーランドのエレクトリカルパレードのテーマ曲が、実はディズニーのために作られた曲ではなく、シンセサイザー史の1ページを飾るにふさわしい曲であることなど、その頃は知りませんでした。ディズニーが使っている曲とは、出だしだけちょっと違っていたっけなあ。

実は妻と二人で行く予定が、妻が前日にインフルエンザに罹り、高熱でうなっている状態だったので、私ひとりで行くことになってしまいましたが、来ている客層もバラエティに富んでいました。毎度おなじみ子連れの方もいらっしゃいました。

次回の東京ライブは4月に予定されていますが、これにいけるかどうか。

できればまた行きたいなあと強く思っています。


"SONORITE(初回限定盤)" (山下達郎, RYO)

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