台湾二日目です。
今回はツアー参加なので、この日は市内の名所を連れ回されます。
私はすでに行ったことのある場所ばかりでしたが、カミサンと子どもは初めてなので、こういうツアーもいろいろ乗り物を乗り換えていくよりも良いかと思います。
まず最初は「行天宮」。ホテルの近くですが、前日に入ったわけではないので、入るのは初めてとなります。
ここは商売繁盛の神様のようで、やはり線香を持って熱心にお参りしている人がたくさんいました。例の半月状のものを二つ転がす様子もあちこちで見かけました。私もやってみましたが、2回ともYesではありませんでした。残念。
ついで、中正紀念堂へ。
この日は雨がけっこうな勢いで降っており、中正紀念堂の門をくぐって、本堂にたどり着くまでの間、けっこう大きな水たまりに遭遇して、足がべちゃべちゃになったのには閉口しました。
でもちょうど10時を迎え、衛兵の交代式が見られたのはラッキーでした。以前来たときには、「忠烈祠」の衛兵交代式は見ていましたが、ここは初めてです。
しかし交代ってずいぶん時間をかけるんですね。約15分。
バスの集合時間が迫ってしまい、帰りが大変。特に私が足のケガがほとんど治りかけとはいえ、あまり早く歩けないので、汗ビチョになってしまいました。
次いで寄ったのが、ウーロン茶の「名店」。ほんとに名店かどうかわかりませんが、話術は巧みでしたね(^.^)
そこの店員が、私が大汗をかいているのを見て、雨でずぶ濡れと勘違いし、「外はそんなに大雨なのか」と聞いてきたのには苦笑しました。
茶のお店だけに、水分補給はできましたが。
そうこうしているうちに昼が近づき、昼食のお店に。途中で、総統府の脇を通り過ぎます。
お店は「梅子餐廰」。そこそこ有名なお店のようですが、ここも次から次へと料理が運ばれてきて、「さあどんどん食え」ってな感じで食べる方も忙しい。
結局30分もいなかったような…。
ちなみに台湾観光局のWebページでも見ることができます。
昼食後はいちばん楽しみにしていた「故宮博物院」へ向かいます。
このときが雨がいちばんひどかったのですが、入り口がトンネルのようになっていたため、バスを降りて雨に濡れることなく入ることができます。
ここの収蔵物は非常に多く、好きな人だと丸一日かけてじっくり見ることになると思いますが、なにぶんツアーなので1時間半しか時間がありません。
無線でガイドの声を聞くことのできる装置を借りて、説明を聞きながら超有名な収蔵物に限って見て回ることになります。
超有名となると、「翠玉白菜」。緑と白の翡翠の石を使い白菜の形を彫ったものです。この色の使い分けが微妙で、上に乗っているキリギリスの彫刻も見事です。これだけを見に台湾に来る人もいるとかいないとか。
故宮博物院内での写真撮影は厳禁なので、このページをご覧ください。
あとは豚肉の角煮のように見える「肉形石」。豚の皮の毛穴のプツプツまで再現されているのは見事です。
私が以前も見て、今回改めてすごいなあと思ったのは、象牙で作った飾り物。一本の象牙から、鎖(見た目が鎖の形でつながっていると言うより、ちゃんと輪が動くように彫ってある)、何重にもマトリョーシカのように入っている玉などが長くつながったものです。
特に玉は、最初に大きな玉を装飾を施しながら彫り、その中にもう一つの玉を装飾を施して彫り、というのを幾重にも重ねて作られたもので、それぞれの玉はつながっておらず、別々に回るというものです。いちばん小さい玉は、もうほとんど見えないので、勘だけで彫ったようですが、今では同じことをできる職人はいないと言われるほど精緻なものです。
写真をWebで探したところ、ここに掲載されていました。
団体客で混んでいるので、残りの時間は駆け足で見て回り、中の店で日本語の展示物ガイドブックを購入したりと大忙し。
博物院での時間はあっという間に終わり、「忠烈祠」へ。
もうぐったりしている人も多く、雨のため衛兵交代式もないことから、バスから降りない人もいます。
ちゃっと写真を撮って、バスに戻ります。
最後に民芸品屋に連れて行かれ、そこで解散。特に買うものもないので、そのままホテルまでタクシーで。
さすがに連れ回されるのも疲れますね。
ホテルで休憩し、シャツを着替えて夕食へ出かけました。
今日目指すのは、「丸林魯肉飯」というところ。
魯肉飯とは、豚肉の煮込みかけご飯のことですが、どうもこれを単品で食べるのではなく、いろいろなおかずと一緒に食べるのが、台湾流のようです。
この店でも、着席する前にずらっと並んだおかずの前で、おいしそうなものを選び、小皿に乗せてもらってから着席して、魯肉飯とスープを頼みます。
初めてだったのでちょっとおかずを取り過ぎました。
周りを見ていると、おかずは3皿くらい。魯肉飯は大椀ではなく小椀。それにスープを頼んでいる人がほとんどです。
私たちはおかずを取り過ぎたので、スープはパス。
私だけ台湾ビールを注文。
台湾にはビール会社がひとつしかないのか、いつも同じ銘柄の大瓶が出てきます。前に来たときは「激マズ」と思っていた台湾ビールでしたが、少しは改善されたように感じました。テレビCMでは、台湾ビールから新商品がでたようですが、街では見かけませんでした。
ここはゆっくりしていても文句は言われないので、のんびり食べてから、ホテルに戻る前にセブンイレブンで飲み物とヨーグルトなどを買い、ホテルに戻りました。
ちょうどセブンイレブンでAngry Birdsのフェアをやっているようで、シールを3枚もらいました。シールを集めて応募すると、Angry Birdsの絵が描かれたスーツケースが当たるようです。
後述しますが、Angry Birdsをなぜかあちこちで見たんですが、はやっているのかな。
ホテルまでタクシーを使いましたが、ホテルカードを見せてもよくわからない様子で、私が中国語でホテル名を告げたところ、「ああ」とうなずいたので安心していたら、ホテルが少し先に見えるところでいきなり右折。
どこ行くのかと思ったら、全然別のホテルに着いちゃいました。「違うよ、ここだよ」と地図を見せて説明すると、今度はわかったようで、メータを元に戻し、初乗り料金だけで乗せてくれました。
台北でのタクシーは、どの運転手も親切で外れがないのには少々驚かされました。中にはぼったくりもいるのかも知れませんが、けっこう安心できます。
その4に続く