飛行機は無事に離陸。
飛行機恐怖症の私でも、特にストレスを感じることなく、定刻に松山空港に到着。
到着してゲートを出ると、ちょっと左側にSubwayがあります。そこに向かって右に曲がると、中華電信のブースがあり、SIMカードを買うことができる。
日にちでカードの値段が分かれているが、3日用、5日用とあって、自分が使いたい4日用がない。
聞いてみると、3日用を購入すると、購入日は無料となるので、4日使いたい場合は3日用を購入すればよいとのこと。
iPhone用のnano SIMも用意されており、SIMスロットを開けるためのピンも貸してくれるので、自分でセットし、ロック解除のコードを打ち込んで終了。
無事にSIM FreeのiPhoneが使えるようになった。ちなみに音声用ではなく、データ通信のみである。
通信速度も意外に速く、そこそこのスピードが出ている。
外に出ると、予想以上の日差しがまぶしい。
さっそく時計を現地時間に合わせます。日本より1時間の時差があります。
今回はツアーなので、ホテルまで送迎バスがあるのですが、当然のごとく免税品店に連れて行かれます。
これがあるからツアーって言うのはイヤなんだよなあ、とも思うんですが、連れて行かれた店は広く品数も豊富。
これから行かれる方のために書いておくと、松山空港の免税品店はしょぼいです。あまり品数がありません。
目当てのものがあるなら市内の免税品店で購入しておき、空港で受け取るというのも手だと思います。
一応ツアーなのですが、参加者のホテルはバラバラ。
私が泊まったのは、グリーンワールド松江というところで、チープではないけれど、そんなに高級なホテルでもないというレベルです。
たまたま3人だったこともあるのか、ちょっと広めの角部屋になったので、眺めがよかったです。松山空港が近くと言うこともあり、空港に着陸する飛行機がけっこう近くを降りていきます。騒音はそれほどしません。
だいたい3人というと、ツインにエキストラベッドを入れる、というところが多いとは思いますが、ここは3つともちゃんとしたベッドでした。
環境を配慮して、バスタオルの交換は毎日してくれないのと、トイレにトイレットペーパーを流してはいけない(便器脇にふた付きのゴミ箱がある)、なぜかシャワーカーテンをしていても床がびしょびしょになる(バスルームの外に足ふきマットが置いてあったのでおかしいとは思っていたんですが)のが、ちょっとマイナスかな。
到着が早かったので、すぐにホテルにチェックインできなかったので、カバンを預けて市内散策へ。
まずはちょうど昼食の時間になったので、カミサンが調べていたお店に向かいました。
移動は地下鉄(MRT)がメインとなります。けっこういろいろな路線が走っており、乗り換えさえいとわなければ、いろいろな場所に行けます。路線図もわかりやすいので、非常に便利です。
MRTでは、日本のPASMO、Suicaと同じような「悠遊カード」があります。500元から購入でき、追加チャージもできます。これがあると、いちいち切符を買わなくても済むので便利です。使い切れなかった分は、払い戻しができます。
中国本土には何度も行ったことがありますが、台湾は十数年ぶりの2回目。
毎年のように行っていたバンコクのような土地勘もありません。
ガイドブックとカミサンのあとを着いていく感じです。
ホテルの近く(とはいっても徒歩15分)にあるのが「行天宮」。商売繁盛の神様らしく、そこそこ有名な観光スポットです。
そこを通り過ぎてすぐにあるのが、MRTの行天宮駅。
プラットホームのことは「月台」っていうんですね。中国語を一時期習っていたこともあるんですが、知りませんでした。
今から向かうのは、「西門」駅。
「忠孝新生」駅で乗り換えて、3つめの駅です。
西門の駅を降りて、目指す店に向かうためガイドブックを開いていたら、駅の警備員が寄ってきて、道を教えてくれた。
行った店は「阿宗麺線」というところ。
座席は丸椅子が数個あるだけで、基本立ち食いの店。コクのあるとろとろ麺の店で、日本で言うと煮麺のような感じか。
これを箸ではなく、レンゲで食べるのだが、トロトロスープはなかなか冷めず熱いままだし、レンゲでは少々食べづらい。
しかも椅子が空いていないので立って容器を持ちながら食べた。けっこう人気店らしく、次々に客がやってくる。
食べ終わって、あまりの暑さに近くの新鮮ジュース屋さんではちみつレモンタピオカ入りみたいなジュースを飲む。
これがけっこういける。
気付くと、立ち食い立ち飲みの店ばかり並んでいるのに、地面はとてもきれいだ。ゴミが落ちていることもなく、大陸の中国では考えられないことだ。
その後、龍山寺へ。
ここは台北でももっとも有名な寺のひとつで、中に入ってみたら十数年前にも来ていたのを思い出した。
けっこう熱心にお参りする市民が多く、ミニスカートにタンクトップといった出で立ちの女性も少なからず線香を持って、熱心にお願い事を祈る姿が見られた。
半月状の赤い塊を二つ地面に投げ落としている人が何人もいたのだが、あとで聞いたところでは、いろいろとお願い事を祈ったあとで、それを投げることで仏様のお告げを聞くために使われているようだ。赤い塊が片方は表、もう一方が裏になると答えはYes、それ以外はNoということらしい。
ここであまりの暑さにぐったりとしたため、いったんホテルへ。
少し休んだあと、夕食は日本でも有名な「鼎泰豐」本店へ。
超有名店なのでいつも人だかりができています。
20分ほど待って、やっと入店。
注文した品が次々と運ばれてきて、けっこう食べたつもりが意外に時間が経っていない。なんだかせかされて食べている感じ。
でもやはり有名なことだけはあります。小籠包はめちゃくちゃうまい。
トリュフ入り小籠包も頼んでみましたが、これもまたおいしい。子どもは、こりゃダメだ、と言ってましたが。
後述する台北101にも支店があり、そっちの方が入りやすいとも言われていますが、やはり地元の人から言わせると、本店の方がうまいそうです。
混んでいても、けっこう回転が速いので、それほど待たなくても大丈夫だと思います。
帰りはタクシー利用。
タクシー料金は安く、けっこう何度も利用しましたが、皆親切なドライバーで、安心感があります。どうもバンコクの癖で、運転手がメーターのスイッチを押すのを確認してしまうのですが、バンコクで時折見かけるぼったくりタクシーには遭遇しませんでした。
この日はこれで終了。
(なぜかシャワールーム全体がびしょびしょになる)シャワーを浴びて、のんびり台湾のテレビ番組を見て、就寝。
その3に続く