本屋で見かけていたので、買おう買おうと思いつつ、なかなか買わなかった本を、ついに昨日買いました。
電車の中吊り広告でもよく見かける、この本です。
|
|||||||
|
正直なところ、私にとって「宮部みゆき」という作家の位置づけは微妙なところです。
けっこう売れた"理由" (宮部 みゆき)を最初に読んだんですが、正直言ってあんまり面白いとは思いませんでした。
続けて、"蒲生邸事件 (文春文庫)" (宮部 みゆき)も読みましたが、話としては面白かったんですが、引き続き読んでみたい作家としては、あんまり考えられませんでした。
しばらくたって、「模倣犯」を読んだところ、これが面白い。とても長い話なのだけど、ぐいぐい引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。あれだけ長い話で、しかも途中で視点を変えて書かれているにもかかわらず、一気に読ませる文章力は「すごい」の一言です。
今回の「楽園」は、その「模倣犯」の続編として書かれた小説です。まだ読んでいないので、どの程度、前回の話を引き継いでいるかわかりませんが、非常に楽しみな1冊(上下なので2冊か)です。
これを読まれる方は、ぜひ「模倣犯」を読んでおきましょう。
私が読んだときには、ハードカバーの厚い本でしたが、今は文庫になっているようです。
"模倣犯1" (宮部 みゆき)
"模倣犯2" (宮部 みゆき)
"模倣犯3" (宮部 みゆき)
"模倣犯〈4〉" (宮部 みゆき)
"模倣犯〈5〉" (宮部 みゆき)