時間があるときは HuluやNetflixで海外ドラマを見ることが多いのだが、昨日全てのシーズンを見終わったドラマが「ザ・メンタリスト」。
どのようなドラマなのか、あまり調べずに見始めたのだが、これがとても面白く、ついはまってしまった。
後から調べて見ると、アメリカ本国では「24」や「LOST」という強豪を抑えて、人気ランキングの上にいたこともあるようだ。
主人公は「パトリック・ジェーン」。
もともとイカサマ霊能者としてテレビで活動し、金持ちから金を巻き上げていたのだが、テレビ番組の中で連続殺人鬼を揶揄したことから、その殺人鬼「レッドジョン」により妻子を殺されてしまう。
その後、「レッドジョン」を自ら見つけ出すことを目的に「カリフォルニア州捜査局(CBI)」にコンサルタントとして加わることになる。
人の表情や仕草などから相手の考えを読み取ることが得意で、さらに暗示や挑発などによって、相手の行動を操ることもしてしまう。
ただし仇である「レッドジョン」も頭が良く、なかなか尻尾がつかめない。
このドラマの面白いところは、ジェーンの突飛とも言える行動に周りの捜査官仲間が振り回されるものの、結果としてはその行動によって事件を解決に導く過程にある。
さらに事件解決だけでなく、彼が選んだ解決方法によって、被害者やその家族、友人などが抱えていた悩みを、自然と解消するように仕向けているところなどが、ドラマを一層面白いものにしている。
登場人物もなかなか個性派ぞろいだ。
ボスであるリズボン捜査官は一番普通の性格だと思うが、回を重ねていくと、彼女なりに苦労してきたことがわかる。
部下である韓国系アメリカ人チョウ捜査官とリグズビー捜査官は、凸凹コンビのよう。
特にチョウは生真面目な性格で、言葉も少ない。が、時にコミカルな面を見せてくれる。
リグズビーは、ちょっと抜けている部分もあるが捜査官としての腕は確か。
新人捜査官としてのヴァンペルトはどんどん成長していく姿が楽しい。
ジェーンの暴走ぶりに仲間はだんだん慣れていくだが、事件によって初めてジェーンに振り回される多くの捜査官達の戸惑いも面白い。
大体はジェーンのことを「あれは誰だ」とチョウらに聞くが、「Long story(話せば長い)」となる。
このセリフは度々出てくるのだが、ずっと見ていると「確かにそうだな」という気になるので愉快なだ。
こうした、ちょっと吹く場面も結構出てくるし、話の終わりは大抵ニヤニヤした感じになるのだが、時にシリアスな話もある。テーマ曲も曲調が変わったり、流れなかったり。
レッドジョンを追い詰めるのは、シーズン5後半からシーズン6前半。
シーズン7がファイナルなのだが、7はレッドジョン事件解決後の後日譚というべき作品となっている。
でも、ファイナルシーズンの最終回は是非見ておくべきだと思う。
あくまでもドラマなので、ジェーンが使う心理的なトリックや相手の心を読む様子などはフィクションではある。
しかし、心理学に興味を持つ人なら、その手法には大いに納得できるのではないだろうか。
「24」シリーズに出ていた俳優さんもちらほら出てきます。
大統領とか、クロエとかその旦那とか。
他にも犯人にも魅力的な人が多い。
特に「エリカ・フリン」は非常に美しい。何度か登場しますが、その美しさには見とれてしまいます。
色々な配信サービスで見ることができますが、一番のオススメはHulu。
シーズン6まで観ることができます。
Amazonプライム会員なら、シーズン5まで観ることができます。6と7は別料金となります。
私はHuluでシーズン6まで見て、シーズン7はAmazonで別料金支払って見ました。
非常にオススメです。
似たようなドラマの「クリミナル・マインド」は結構シリアスな話ばかりで、暗くなりますが、「メンタリスト」は見ていて楽しくなること請け合いです。