話題の映画「ゼロ・ダーク・サーティ」を観に行きました。
いつもの新宿ピカデリーでは上映しておらず、観たのはバルト9。
11時の回でしたが、けっこうお客さんが入っていました。
タイトルは、海軍の用語で「午前0時30分」のこと。
「オサマ・ビン・ラディン」殺害作戦が行われた時間を表しています。
この映画はその作戦そのものもリアルに描かれていますが、ラディンの隠れ家を発見するまでの経緯が緻密に描かれています。
実話に基づいた作品のようですが、主人公は若き女性分析官。実際も女性分析官が担当していたようです。
パキスタンに派遣され、情報を少しずつ得ながら、ビン・ラディンにつながるデータを見つける経緯は見応えがあります。
9・11のテロから、この作戦まで10年間。
その間もテロは続き、情報を得るためにアルカイダの幹部と接触を図った際には、女性分析官の同僚CIA局員も殺害されてしまいます。
それからの執念がスゴイ。
ついに家を突き止め、作戦が実行される。
作戦中にヘリの墜落などのアクシデントもありながら、SEALSによる作戦は成功裏に終わります。
作戦中のこの写真が有名ですが、映画の中でのシーンも実際に要した時間に合わせてあるそうです。
パンフレットによると、あまりのリアルさから公開が大統領選のあとに延期されたとか。
ちょっと時間は長く、途中で退屈なシーンが続くところもあるので、眠気を催すこともあるかも知れませんが、観ておいて損はない作品です。
途中のホテルのシーンでは、油断していたので席から飛び上がりそうになりました(^_^;