ただいま興行収入第1位の快進撃を続ける「スカイフォール」を観に行ってきました。
もうこのシリーズが作られるようになってから50年経つのですね。
第何作目だったか忘れましたが、観に行ったら観客のほとんどが高齢者だった、なんてこともありましたが、長いシリーズです。
ダニエル・クレイグがボンド役をやるようになって3作目ですが、前2作と違い、クォンタムが敵ではありません。
敵役は「ノーカントリー」で有名な「ハビエル・バルデム」。
でもちょっと敵の描き方が弱すぎるような気がします。もっと敵は手強くて、的ながらあっぱれ的なところがないとおもしろみがないように思うのですが、今回の敵はハッキングの技術はスゴイものの、どうもパッとしません。
話の展開にも疑問に思うところが目立ち、「カジノロワイヤル」と比べてしまうと、ちょっと傑作とは言いづらいなあ。
原点回帰と世代交代が隠れたテーマのようですが、唐突にあの車が出てくるのには笑えました。しかも装備そのまま。
ラストシーンでは、「これで最初に戻った」という気もしますが、次回のボンドはまた帽子をコート掛けに向かって投げるのかな。
ダニエル・クレイグのボンドははまり役だとは思いますが、あと2作契約が残っているとのこと。
どんな展開になりますやら。
そういえばエンドロールを見ていたら「長崎県軍艦島」の表示がありましたが、実際の撮影はそこでロケしたものではなく、セットを作ったようですね。
ところで今回観に行ったのは、いつもの新宿ピカデリー。
上映開始3分くらいで突然スクリーンが真っ暗に。
どうしたのかなと思っていたら、係員が「字幕に問題が発見されましたので、いったん上映をストップし、点検いたします」だって。
2〜3分で上映再開となりましたが、何が問題だったのかよくわからず。
昔のフィルムの時代は、フィルム切れなんてことがたまにありましたが(私も映画研究会出身なので8mmフィルムや16mmフィルムの編集(フィルムを切ってつなげる)もやったことがありますが、今のデジタル上映時代でも別のトラブルがあるんですね。
貴重な経験でした。
Yahoo!の映画評を役立ち順に並べると、厳しい評価も多いようですが、それなりに楽しめる作品です。観に行って損はありません。支払った料金分は楽しめます。