映画

「ヒアアフター」すばらしい作品でした

iTunesでレンタルした「ヒアアフター」。

本当は映画館で見る予定でした。ところが3月11日の震災で上映中止となってしまい、見に行くことができなくなってしまいました。

この作品は、監督がクリント・イーストウッド、主演がマット・デイモンということで、インビクタスと同じコンビですね。

ただしテーマはまったく異なります。

タイトルの「ヒアアフター」とは死後の世界のこと。

物語は、特に大きく盛り上がるような場面も少なく、淡々と進んでいくんですが、目が離せません。

 

バカンス中に大津波に飲み込まれ、臨死体験をした女性ジャーナリスト。

双子の兄を交通事故で失いながら、その死を受け入れることができない弟。

相手と手をつなぐことで、霊と交信できる能力を持つ男性(マット・デイモン)。

3者の話がそれぞれ別々の場所で進んでいきます。

主人公は、霊と交信することで、相手の隠されていたつらい体験などを呼び起こすことがあることを経験から学んでおり、その能力を封印しています。

その3人がロンドンで出会い、それぞれが新しい希望を見いだす、というストーリーです。

たしかに冒頭の津波のシーンは圧巻でした。大震災を知っているものからすれば、その迫力と破壊力がよく理解できるため、震災後に上映中止となったことも納得できます。

でもこの映画は多くの人に見てもらいたい作品です。

ある意味死後の世界の存在を肯定し、うさんくさく感じるテーマかもしれませんが、じんわりとこころ不覚にしみこんでくるような作品です。

クリント・イーストウッド監督の手腕はどの作品でも見事だと思います。

Ad by Google

-映画

%d