話題の映画「ダークナイト」を金曜日の仕事帰りに観に行きました。
ホントはカミさんと夏休みを取って、一緒に観に行くはずが、カミさんが休めなくなったので、どうしても早く観たかった私だけ夜にいったという次第。
場所は新宿バルト9。前日にオンラインで席を取っていたので、始まる直前に行ったのですが、金曜日の夜ってすごく混むんですね。エレベータに乗るのに行列ができている!
ところで邦題が「ダークナイト」なので、「暗い夜」だと思ってる人も多いみたい。劇場でもそんな会話が聞こえてきました。正しくは「闇の騎士」。(最新のATOKで変換すると「ダークな意図」になっちゃいましたが。当たらずとも遠からず。)
タイトルから「バットマン」の文字がはずれていますが、単なるヒーローもの、バットマンシリーズとしてだけでなく、単体の作品としてもすばらし作品でした。傑作です。前作の設定を引き継いでいる部分もあるので、「バットマンビギンズ」を観ていないとわからない部分もあるかも知れませんが、観ていない人もぜひ観に行きましょう。
アカデミー作品賞ももしかしたら取っちゃうかも知れません。それほどの傑作です。
あちこちでいわれているように、悪役ジョーカーがスゴイ。ジャック・ニコルソンのときも怪演で印象的でしたが、今回のジョーカーの方が遙かに邪悪です。金や権力のためではなく、純粋に犯罪を楽しむ犯罪者という役所を、ヒースレジャーが見事に演じています。
話しによると、彼はこの役作りのため、常に精神をハイな状態に意図的に保っていたため、撮影が終わってからも精神状態を元に戻すことが難しく、結局薬物中毒になってしまったという話しもあるくらいです。よく役作りのために体重を落としたり、わざと太ったりする話は聞きますが、精神状態まで役作りのため意図的に操作するとなると、これはすごいことです。結局、彼は薬物中毒で急死してしまいましたが、来年のアカデミー助演男優賞は確実ではないでしょうか。
映画自体は長いです。152分あります。でも長さを感じさせません。次はどうなるのか、とハラハラしつづけ、エンディングでタイトルの意味がはっきりします。
次回作の制作も決まっているようですが、この作品の出来があまりによかったため、監督も俳優陣も苦労するのではないでしょうか。
絶対のオススメ映画です。
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