iPhone7 Plusに機種変更してから約1ヶ月半。
もともとBluetoothイヤフォンを使うことが多かったので、イヤフォンジャックがなくなったことの影響はほとんどありません。
しかし長旅の時など、Bluetoothイヤフォン/ヘッドフォンではバッテリの持ちが気になります。
特に私が使っている The Dash だと3時間ちょっとくらいしかバッテリが持ちません。
QC35も一緒に持って行って、ということも一つの方法ですが、付属の変換ケーブルを使って、今までのイヤフォンを使うのもいいでしょう。
私自身は試していませんが、この変換ケーブルを使うと、音質が相当に劣化するとの話もあります。
ということで、こんなものを買ってみました。
箱の裏はこの通り。
箱を開けるとこんなものが入っています。
USBコネクタがついたDACです。
これもひっくり返すと、
こんな感じです。
これを立ててみると、
二つジャックがありますが、ぺらぺらのマニュアルによると左側がヘッドフォンジャック、右側がヘッドフォンジャック兼光デジタル出力端子となっています。
「USBのコネクタがあっても、iPhoneには繋がらないじゃないか」と言われそうですが、ここで利用するのは「Lightning - USBカメラアダプタ」。
こんな感じで接続します。
さらにiPhoneに接続すると、こんな風になります。
iPhoneに接続すると、iPhoneから給電されます。
なので、接続した時にこんな画面が表示されることもあります。
これが表示されると給電されないので、DAC本体のインジケータは光りません。
うまく接続できれば(というか普通につながります)、音楽再生の画面にこんな表示が出ます。
標準の「ミュージック」アプリだと、このDACを使うことでアップコンバートされることはないようですが、例えば
ONKYO HF Player などのハイレゾ再生アプリを使うと、音質はより良いものになります。
早速使ってみました。
キースジャレットの有名な「ケルンコンサート」のハイレゾ音源です。
192kHzに対応した音源を再生すると、DACもこのようになります。
グリーンの電源LEDの下にブルーのインジケータが光っています。
実際に何曲かこれで聴いてみましたが、音質はなかなかのものだと感じました。
DACとしては安い部類だと思いますが、値段以上の音質のように感じました。
低音をむやみにひびかせるのではなく、音の厚みが増したように感じます。
別のDACも持っているので、時間がある時に比較してみたいと思いますが、iPhone自身のストレージも256GBと大きくなっているので、ハイレゾ音源を手軽に外でも聴けるのは良いことだと思います。
しかし、上の画像にもあるようにiPhone本体のバッテリ消費は激しくなるかもしれません。
モバイルバッテリで充電しながら...とも行きません。
Lightning一つしかないので仕方がありませんが、大きなヘッドフォンアンプをつなぎ、2段重ねのように使うのも邪魔になります。
通勤時などの短時間利用で、今までのイヤフォンを使いたいという方にはオススメかもしれません。